App Engine フレキシブル環境で .NET を使用するためのクイックスタート

このクイックスタートでは、短いメッセージを表示する小さな App Engine アプリケーションを作成する方法について説明します。

始める前に

このサンプルを実行してデプロイする前に、次の手順を行います。

  1. GCP Console を使用して新しい GCP プロジェクトを作成し、App Engine アプリケーションを作成して課金を有効にします。
    App Engine に移動

    プロンプトが表示されたら、App Engine アプリケーションを配置するリージョンを選択し、課金を有効にします。

  2. 次の前提条件をローカルにインストールします。
    1. Cloud SDK をダウンロードしてインストールします。Cloud SDK ページの指示に沿って、gcloud コマンドライン ツールで GCP プロジェクト ID を初期化して設定します。
      SDK をダウンロード
    2. .NET Core SDK、LTS バージョンをインストールします。
    3. Visual Studio を使用している場合は、バージョン 2015 以降を使用する必要があります。
      • Core 1.0、1.1、2.0 用に作成された ASP.NET Core アプリのイメージを使用できます。
    4. Visual Studio から直接 App Engine にデプロイするには、Google Cloud Tools for Visual Studio をインストールします。

App Engine のロケーション

App Engine はリージョナルです。つまり、アプリを実行するインフラストラクチャは特定のリージョンに配置され、そのリージョン内のすべてのゾーンで冗長的に利用できるように Google によって管理されます。

レイテンシ、可用性、耐久性の要件を満たすことが、アプリを実行するリージョンを選択する際の主な要素になります。一般に、アプリのユーザーに最も近いリージョンを選択できますが、アプリで使用されている他の GCP プロダクトやサービスのロケーションを考慮する必要があります。使用するサービスが複数のロケーションにまたがっていると、アプリのレイテンシだけでなく、料金にも影響します。

App Engine は次のリージョンで利用できます。

  • northamerica-northeast1(モントリオール)
  • us-central(アイオワ)
  • us-west2(ロサンゼルス)
  • us-east1(サウスカロライナ)
  • us-east4(バージニア北部)
  • southamerica-east1(サンパウロ)*
  • europe-west(ベルギー)
  • europe-west2(ロンドン)
  • europe-west3(フランクフルト)
  • asia-northeast1(東京)
  • asia-south1(ムンバイ)
  • australia-southeast1(シドニー)

* サンパウロ リージョンをご利用のお客様には、すべてのリージョナル プロダクト SLA が引き続き有効です。ただし、北米と南米を対象とするマルチリージョン機能およびクロスリージョン機能は、可用性またはパフォーマンスが一時的に低下する可能性があります。

アプリのリージョンを設定した後で変更することはできません。

App Engine アプリケーションをすでに作成している場合は、gcloud app describe コマンドを実行するか GCP Console の App Engine ダッシュボードを開くことで、リージョンを表示できます。App Engine アプリケーションのリージョンは http://[YOUR_PROJECT_ID].appspot.com に表示されます。

このクイックスタートは、C# でのウェブ アプリケーションの作成に慣れていることを前提としています。

Hello World アプリをダウンロードする

.NET 用のシンプルな Hello World アプリが用意されています。これを使用することで、App Engine フレキシブル環境へのアプリのデプロイをすぐに試すことができます。 Hello World アプリはシンプルな ASP.NET アプリケーションで、空白の ASP.NET コア アプリケーションの作成時に Visual Studio によって作成されるアプリケーションと似ています。 サンプルアプリでは app.yaml ファイルを追加します。app.yaml ファイルは、ランタイムと他の App Engine 固有の設定を指定する App Engine 構成ファイルです。

  1. サンプルアプリをダウンロードして抽出します。

  2. コマンドラインを使用する場合は、app ディレクトリ dotnet-docs-samples\appengine\flexible\HelloWorld に移動します。

ローカルマシンで Hello World を実行する

Visual Studio

ローカルのパソコン上で Hello World アプリを実行するには:

  1. Visual Studio で dotnet-docs-samples\appengine\flexible\HelloWorld\HelloWorld.sln を開きます。
  2. F5 キーを押します。

    サンプルアプリから「Hello World」というメッセージがページに表示されます。

コマンドライン

ローカルのパソコン上で Hello World アプリを実行するには:

  1. dotnet-docs-samples\appengine\flexible\HelloWorld ディレクトリから次のコマンドを実行します。
    dotnet restore
    dotnet run
  2. ウェブブラウザで http://localhost:5000/ に移動します。

    サンプルアプリから「Hello World」というメッセージがページに表示されます。

  3. ターミナル ウィンドウで Ctrl+C キーを押してウェブサーバーを終了します。

Hello World を App Engine にデプロイして実行する

Visual Studio

Hello World アプリをデプロイするには:

  1. Visual Studio で dotnet-docs-samples\appengine\flexible\HelloWorld\HelloWorld.sln を開きます。
  2. ソリューション エクスプローラーで、[HelloWorld] を右クリックし、[Publish to Google Cloud...] を選択します。
  3. [App Engine Flex] をクリックします。
  4. [Publish] をクリックします。
  5. ブラウザで次のアドレスにアクセスして、デプロイされたアプリを表示します。
    https://YOUR_PROJECT_ID.appspot.com

コマンドライン

  1. dotnet-docs-samples\appengine\flexible\HelloWorld ディレクトリから次のコマンドを実行します。
    dotnet restore
    dotnet publish -c Release
    gcloud app deploy .\bin\Release\netcoreapp1.0\publish\app.yaml
  2. 次のコマンドを実行してブラウザを起動し、http://YOUR_PROJECT_ID.appspot.com にアクセスしてアプリを表示します。
    gcloud app browse
今回の Hello World メッセージが表示されるページは、App Engine インスタンスで実行されているウェブサーバーから配信されます。

これで完了です。 App Engine フレキシブル環境に最初の .NET アプリがデプロイできました。

クリーンアップの詳細については、以下の説明をご覧ください。また、活用できる次のステップへのリンクも併せてご覧ください。

クリーンアップ

課金されないようにするには、GCP プロジェクトを削除してプロジェクト内のすべてのリソースへの課金を停止します。

  1. GCP Console で [プロジェクト] ページに移動します。

    プロジェクト ページに移動

  2. プロジェクト リストで、削除するプロジェクトを選択し、[削除] をクリックします。
  3. ダイアログでプロジェクト ID を入力し、[シャットダウン] をクリックしてプロジェクトを削除します。

次のステップ

プラットフォーム全体について学ぶ

App Engine アプリの開発とデプロイの概要を理解したところで、Google Cloud Platform の残りの部分についても学習しましょう。すでに Google Cloud SDK がインストールされているので、Google Cloud SQL、Google Cloud Storage、Google Cloud Datastore といったプロダクトを操作するツールを使用できます。

App Engine だけでなくプラットフォーム全体を使用するアプリケーションの作成方法を学ぶチュートリアルについては、Bookshelf アプリの作成に関するクイックスタートをご覧ください。

App Engine フレキシブル環境について学習する

App Engine についてさらに理解を深めるためのトピックをご紹介します。

Hello World コードレビュー

Hello World は、1 つのサービスのみが含まれ、1 つのバージョンのみが存在し、すべてのコードがアプリのルート ディレクトリに存在する、最もシンプルな App Engine アプリです。このセクションでは、このアプリの各ファイルを詳しく説明します。

Startup.cs

Hello World アプリはシンプルな ASP.NET アプリケーションです。

    public class Startup
    {
        // This method gets called by the runtime. Use this method to add services to the container.
        // For more information on how to configure your application, visit https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=398940
        public void ConfigureServices(IServiceCollection services)
        {
        }

        // This method gets called by the runtime. Use this method to configure the HTTP request pipeline.
        public void Configure(IApplicationBuilder app, IHostingEnvironment env)
        {
            if (env.IsDevelopment())
            {
                app.UseDeveloperExceptionPage();
            }

            app.Run(async (context) =>
            {
                await context.Response.WriteAsync("Hello World!");
            });
        }
    }

app.yaml

app.yaml ファイルには、アプリケーションのデプロイ構成が記述されています。

runtime: aspnetcore
env: flex

# This sample incurs costs to run on the App Engine flexible environment.
# The settings below are to reduce costs during testing and are not appropriate
# for production use. For more information, see:
# https://cloud.google.com/appengine/docs/flexible/python/configuring-your-app-with-app-yaml
manual_scaling:
  instances: 1
resources:
  cpu: 1
  memory_gb: 0.5
  disk_size_gb: 10

ここで、app.yaml はこのアプリによって使用されるランタイムを指定しています。また、env: flex を設定することで、このアプリがフレキシブル環境を使用することを指定しています。

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.NET の App Engine フレキシブル環境に関するドキュメント