AKS 接続クラスタを更新する

クラスタの更新とは、GKE 接続クラスタに関連付けられている属性またはバージョンの更新を意味します。これによって、クラスタが稼働している Kubernetes のバージョンが変更されたり、GKE 接続クラスタに関連付けられていないクラスタ属性が更新されることはありません。クラスタは、Google Cloud CLI または Google Cloud コンソールで更新できます。

gcloud CLI

接続クラスタを更新するには、gcloud container attached clusters update コマンドを使用します。

gcloud container attached clusters update CLUSTER_NAME \
  --location GOOGLE_CLOUD_REGION

次のように置き換えます。

  • CLUSTER_NAME: クラスタの名前。
  • GOOGLE_CLOUD_REGION: クラスタを管理する Google Cloud リージョンの名前

クラスタの更新時に使用できるすべての引数については、gcloud container attached clusters update コマンドをご覧ください。

コンソール

  1. Google Cloud コンソールで、Google Kubernetes Engine クラスタの概要ページに移動します。

    GKE クラスタに移動

  2. クラスタが存在する Google Cloud プロジェクトを選択します。

  3. 更新するクラスタの名前をクリックし、サイドパネルで [詳細を表示] を選択します。

  4. [詳細] タブで、クラスタの基本情報を更新することも、GKE 接続クラスタのバージョンをアップグレードすることもできます。

    • クラスタの基本を更新するには:

      1. 変更するフィールドの横にある [編集] を選択します。

      2. 変更が完了したら、[完了] を選択します。

    • GKE 接続クラスタのバージョンをアップグレードするには:

      1. [プラットフォーム バージョン] の横にある [ 利用可能なアップグレード] を選択します。

      2. リストからバージョンを選択し、[完了] をクリックします。

    プラットフォームのバージョンをアップグレードしても、クラスタの Kubernetes のバージョンは変更されません。

--platform-version 引数を使用してクラスタをアップグレードする

gcloud container attached clusters update コマンドでオプションの --platform-version 引数を使用して、クラスタにインストールされている GKE 接続クラスタ ソフトウェアのバージョンをアップグレードします。たとえば、バージョン 1.28.0-gke.1 から 1.28.0-gke.3、またはバージョン 1.28.x から 1.29.y にアップグレードできます。

ただし、gcloud container attached clusters update コマンドを使用して、前の世代の GKE 接続クラスタを使用して接続されたクラスタを現行世代にアップグレードすることはできません。この前の世代とは、新機能、修正、サポートが提供されなくなった、管理対象外の古いソフトウェアのことです。

前の世代から現行世代にクラスタを移行するには、クラスタを移行するの手順を行います。

プラットフォーム バージョンの番号付け

このドキュメントでは、Kubernetes バージョンと区別するために、GKE 接続クラスタのバージョンをプラットフォーム バージョンとして表記しています。GKE 接続クラスタは、GKE と同じバージョン番号付け規則を使用します(例: 1.21.5-gke.1)。クラスタを接続または更新する場合は、プラットフォーム バージョンのマイナー バージョンが、クラスタの Kubernetes バージョンと同じか 1 つ下のものを選択する必要があります。たとえば、Kubernetes v1.22.* を実行するクラスタは、GKE 接続クラスタ プラットフォーム バージョン 1.21.* または 1.22.* に接続できます。

これにより、GKE 接続クラスタをアップグレードする前に、クラスタを次のマイナー バージョンにアップグレードできます。