ソリューション ユーザー アカウントの使用
プライベート クラウドで使用する一部のツールやプロダクトは、vSphere の管理者権限を必要とします。プライベート クラウドを作成すると、サードパーティのツールやプロダクトで使用できる管理者権限のあるユーザー アカウントも VMware Engine によって作成されます。このドキュメントでは、vSphere でこれらのソリューション ユーザー アカウントを管理するためのガイダンスを示します。
セットアップ中に管理者権限を必要とするツールやプロダクトの例を次に示します。
- VMware Site Recovery Manager(SRM)
- VMware Cloud Director
- Zerto
始める前に
ソリューション ユーザー アカウントでサードパーティ ツールまたはプロダクトにログインする前に、そのツールまたはプロダクトに管理者権限が必要であることを確認してください。そのツールまたはプロダクトに、Cloud-Owner-Role
によって付与される権限が必要な場合は、代わりに新しいユーザーを作成して Cloud-Owner-Group
に追加します。
ソリューション ユーザー アカウント
プライベート クラウドを作成すると、VMware Engine は gve.local
vSphere シングル サインオン ドメインで 5 つのソリューション ユーザー アカウントを提供します。ソリューション ユーザー アカウント名は次のとおりです。
solution-user-01@gve.local
solution-user-02@gve.local
solution-user-03@gve.local
solution-user-04@gve.local
solution-user-05@gve.local
ソリューション ユーザー アカウントのパスワードは、前回のパスワードの更新から 365 日後に期限切れになります。この期間が経過した後もソリューション ユーザー アカウントを引き続き使用する場合は、パスワードの更新が必要になります。
ソリューション ユーザー アカウントを準備する
ソリューション ユーザー アカウントを使用して、管理者権限を必要とするサードパーティのツールやプロダクトをセットアップできます。ソリューション ユーザー アカウントのパスワードを事前に更新します。
- vSphere での権限を昇格させます。VMware Engine で権限を昇格させると、vSphere でユーザー管理機能を実行できます。
- 管理者権限のあるアカウントを使用して vSphere クライアントにアクセスします。
- メニュー > [Administration] > [Single Sign On] > [Users and Groups] の順にクリックします。
- メインパネルで
gve.local
ドメインを選択し、目的のソリューション ユーザー アカウントを選択します。 - [Edit] をクリックします。
- [Password] と [Confirm Password] に強力なパスワードを入力します。必要に応じて、ツールまたはプロダクトの名前を説明として追加します。
パスワードが更新されたら、選択したソリューション ユーザー アカウントをサードパーティ アプリケーションに使用できます。
次のステップ
- vCenter ID ソースを設定する方法を学習する。
- プライベート クラウドの vCenter 権限モデルについて詳しく学習する。