ここでは、Cloud SQL インスタンス上の SQL Server データベースの作成、一覧取得、削除について説明します。
新しく作成したインスタンスには sqlserver
データベースがあります。
インスタンス内のデータベースに使用される照合タイプのデフォルト値の設定については、インスタンスの作成をご覧ください。
始める前に
ここで説明するタスクの前に、次のことを行っておく必要があります。
- Cloud SQL インスタンスを作成しておきます。詳細については、インスタンスの作成をご覧ください。
sqlcmd クライアントを使用してデータベースを作成または管理する場合は、次のことを行っておく必要があります。
sqlcmd
クライアントでインスタンスへのアクセスを構成し、接続しておきます。
Cloud SQL インスタンスにデータベースを作成する
コンソール
-
Google Cloud コンソールで Cloud SQL の [インスタンス] ページに移動します。
- インスタンスの [概要] ページを開くには、インスタンス名をクリックします。
- SQL ナビゲーション メニューから [データベース] を選択します。
- [データベースを作成] をクリックします。
- [新しいデータベース] ダイアログで、データベースの名前を指定します。
- [作成] をクリックします。
gcloud
リファレンス情報については、gcloud sql databases create をご覧ください。
SQL Server の照合については、SQL Server ドキュメントの照合順序と Unicode のサポートをご覧ください。
gcloud sql databases create DATABASE_NAME \ --instance=INSTANCE_NAME \ [--charset=CHARSET] \ [--collation=COLLATION]
Terraform
データベースを作成するには、Terraform リソースを使用します。
変更を適用する
Google Cloud プロジェクトで Terraform 構成を適用するには、次のセクションの手順を完了します。
Cloud Shell を準備する
- Cloud Shell を起動します。
-
Terraform 構成を適用するデフォルトの Google Cloud プロジェクトを設定します。
このコマンドは、プロジェクトごとに 1 回だけ実行する必要があります。これは任意のディレクトリで実行できます。
export GOOGLE_CLOUD_PROJECT=PROJECT_ID
Terraform 構成ファイルに明示的な値を設定すると、環境変数がオーバーライドされます。
ディレクトリを準備する
Terraform 構成ファイルには独自のディレクトリ(ルート モジュールとも呼ばれます)が必要です。
-
Cloud Shell で、ディレクトリを作成し、そのディレクトリ内に新しいファイルを作成します。ファイル名の拡張子は
.tf
にする必要があります(例:main.tf
)。このチュートリアルでは、このファイルをmain.tf
とします。mkdir DIRECTORY && cd DIRECTORY && touch main.tf
-
チュートリアルを使用している場合は、各セクションまたはステップのサンプルコードをコピーできます。
新しく作成した
main.tf
にサンプルコードをコピーします。必要に応じて、GitHub からコードをコピーします。Terraform スニペットがエンドツーエンドのソリューションの一部である場合は、この方法をおすすめします。
- 環境に適用するサンプル パラメータを確認し、変更します。
- 変更を保存します。
-
Terraform を初期化します。これは、ディレクトリごとに 1 回だけ行います。
terraform init
最新バージョンの Google プロバイダを使用する場合は、
-upgrade
オプションを使用します。terraform init -upgrade
変更を適用する
-
構成を確認して、Terraform が作成または更新するリソースが想定どおりであることを確認します。
terraform plan
必要に応じて構成を修正します。
- 次のコマンドを実行します。プロンプトで「
yes
」と入力して、Terraform 構成を適用します。terraform apply
Terraform に「Apply complete!」というメッセージが表示されるまで待ちます。
- Google Cloud プロジェクトを開いて結果を表示します。Google Cloud コンソールの UI でリソースに移動して、Terraform によって作成または更新されたことを確認します。
変更を削除する
変更を削除するには、次の操作を行います。
- 削除の保護を無効にするには、Terraform 構成ファイルで
deletion_protection
引数をfalse
に設定します。deletion_protection = "false"
- 次のコマンドを実行します。プロンプトで「
yes
」と入力して、更新された Terraform 構成を適用します。terraform apply
-
以前に Terraform 構成で適用されたリソースを削除するために、次のコマンドを実行してプロンプトで「
yes
」と入力します。terraform destroy
REST v1
以下のリクエストでは、databases:insert メソッドを使用して、指定したインスタンスに新しいデータベースを作成します。
リクエストのデータを使用する前に、次のように置き換えます。
- project-id: プロジェクト ID
- instance-id: インスタンス ID
- database-name: Cloud SQL インスタンス内のデータベースの名前
HTTP メソッドと URL:
POST https://sqladmin.googleapis.com/v1/projects/project-id/instances/instance-id/databases
リクエストの本文(JSON):
{ "project": "project-id", "instance": "instance-id", "name": "database-name" }
リクエストを送信するには、次のいずれかのオプションを開きます。
次のような JSON レスポンスが返されます。
REST v1beta4
以下のリクエストでは、databases:insert メソッドを使用して、指定したインスタンスに新しいデータベースを作成します。
リクエストのデータを使用する前に、次のように置き換えます。
- project-id: プロジェクト ID
- instance-id: インスタンス ID
- database-name: Cloud SQL インスタンス内のデータベースの名前
HTTP メソッドと URL:
POST https://sqladmin.googleapis.com/sql/v1beta4/projects/project-id/instances/instance-id/databases
リクエストの本文(JSON):
{ "project": "project-id", "instance": "instance-id", "name": "database-name" }
リクエストを送信するには、次のいずれかのオプションを開きます。
次のような JSON レスポンスが返されます。
データベースの一覧を表示する
インスタンス上のすべてのデータベースの一覧を取得するには:
コンソール
-
Google Cloud コンソールで Cloud SQL の [インスタンス] ページに移動します。
- インスタンスの [概要] ページを開くには、インスタンス名をクリックします。
- 左側のメニューから、[データベース] をクリックします。[データベース] ページには、データベースが照合タイプ、文字セット、データベース タイプとともに一覧表示されます。
gcloud
リファレンス情報については、gcloud sql databases list をご覧ください。
gcloud sql databases list \ --instance=INSTANCE_NAME
REST v1
次のリクエストでは、databases:list メソッドを使用して、インスタンスのデータベースを一覧表示します。
API を使用してデータベースを一覧表示すると、コンソールでは表示されない追加のテンプレート データベースとシステム データベースが表示されます。システム データベースの削除や管理を行うことはできません。
リクエストのデータを使用する前に、次のように置き換えます。
- project-id: プロジェクト ID
- instance-id: インスタンス ID
HTTP メソッドと URL:
GET https://sqladmin.googleapis.com/v1/projects/project-id/instances/instance-id/databases
リクエストを送信するには、次のいずれかのオプションを開きます。
次のような JSON レスポンスが返されます。
REST v1beta4
次のリクエストでは、databases:list メソッドを使用して、インスタンスのデータベースを一覧表示します。
API を使用してデータベースを一覧表示すると、コンソールでは表示されない追加のテンプレート データベースとシステム データベースが表示されます。システム データベースの削除や管理を行うことはできません。
リクエストのデータを使用する前に、次のように置き換えます。
- project-id: プロジェクト ID
- instance-id: インスタンス ID
HTTP メソッドと URL:
GET https://sqladmin.googleapis.com/sql/v1beta4/projects/project-id/instances/instance-id/databases
リクエストを送信するには、次のいずれかのオプションを開きます。
次のような JSON レスポンスが返されます。
データベースを削除する
Cloud SQL インスタンスでデータベースを削除するには:
コンソール
-
Google Cloud コンソールで Cloud SQL の [インスタンス] ページに移動します。
- インスタンスの [概要] ページを開くには、インスタンス名をクリックします。
- 左側のメニューから、[データベース] をクリックします。
- データベースのリストで削除するデータベースを選択し、ごみ箱アイコンをクリックします。
- [データベースの削除] ダイアログ ボックスでデータベースの名前を入力し、[削除] をクリックします。
gcloud
リファレンス情報については、gcloud sql databases delete をご覧ください。
gcloud sql databases delete DATABASE_NAME \ --instance=INSTANCE_NAME
REST v1
以下のリクエストでは、databases:delete メソッドを使用して、指定されたデータベースを削除します。
リクエストのデータを使用する前に、次のように置き換えます。
- project-id: プロジェクト ID
- instance-id: インスタンス ID
- database-name: Cloud SQL インスタンス内のデータベースの名前
HTTP メソッドと URL:
DELETE https://sqladmin.googleapis.com/v1/projects/project-id/instances/instance-id/databases/database-name
リクエストを送信するには、次のいずれかのオプションを開きます。
次のような JSON レスポンスが返されます。
REST v1beta4
以下のリクエストでは、databases:delete メソッドを使用して、指定されたデータベースを削除します。
リクエストのデータを使用する前に、次のように置き換えます。
- project-id: プロジェクト ID
- instance-id: インスタンス ID
- database-name: Cloud SQL インスタンス内のデータベースの名前
HTTP メソッドと URL:
DELETE https://sqladmin.googleapis.com/sql/v1beta4/projects/project-id/instances/instance-id/databases/database-name
リクエストを送信するには、次のいずれかのオプションを開きます。
次のような JSON レスポンスが返されます。
次のステップ
- インスタンスのユーザーを管理する。
- インスタンスにデータをインポートする。
- テーブルを作成する(データベース エンジン)。
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