このページでは、Cloud Run の使用時に適用される使用量割り当てと上限について説明します。
Cloud Run のリソース数には上限が適用されます。Cloud Run の割り当ては、Cloud Run Admin API の呼び出しレートに影響を与える API のレート上限を包含します。
以下のものに対する直接的な上限はありません。
- デプロイできるコンテナ イメージのサイズ
- Cloud Run サービスによって処理される同時リクエストの数
Cloud Run(フルマネージド)のリソースの上限
リソース | 説明 | 上限 | 上限引き上げ可否 | スコープ |
---|---|---|---|---|
サービス | サービスの最大数 | 1,000 | × | リージョンごと |
リビジョン | リビジョンの最大数。上限に達すると、サービスを提供していないリビジョンが、古い順に自動的に削除されます。 | 1,000 | × | サービスごと |
リビジョン | トラフィックを処理するリビジョンの最大数 | 1,000 | × | リージョンごと |
リビジョン タグ | リビジョン タグの最大数 | 1,000 | × | リージョンごと |
コンテナ インスタンス | コンテナ インスタンスの最大数 | 1,000 | ○ | サービスごと |
コンテナ インスタンス | コンテナの最大起動時間(分) | 4 | × | コンテナ インスタンスごと |
メモリ | メモリの最大サイズ(GB) | 8 | × | コンテナ インスタンスごと |
CPU | vCPU の最大数 | 4 | × | コンテナ インスタンスごと |
ディスク | 書き込み可能なメモリ内ファイル システムの最大サイズ(GB)。インスタンスのメモリによって制限されます。 | 8 | × | コンテナ インスタンスごと |
環境変数 | 変数の最大長(KB) | 32 | × | 変数ごと |
リクエスト | 同時リクエストの最大数 | 250 | × | コンテナ インスタンスごと |
リクエスト | 同時ストリームの最大数 | 100 | × | HTTP/2 クライアント接続ごと |
リクエスト | タイムアウトまでの最大時間(分) | 60 分(15 分を超えるタイムアウトはベータ版の機能です) | × | リクエストごと |
リクエスト | HTTP/1 リクエストの最大サイズ(MB) | 32 | × | リクエストごと |
イベントに | 非ストリーミング メカニズムを使用する場合の最大 HTTP/1 レスポンス サイズ(MB) | 32 | × | レスポンスごと |
ドメイン マッピング | SSL 証明書の最大数 | 50 | × | トップドメインおよび週ごと |
ドメイン マッピング | 重複する SSL 証明書の最大数 | 5 | × | トップドメインおよび週ごと |
アクセス トークン | 生成される一意のアクセス トークンの最大数 | 50 | × | コンテナ インスタンスごと、1 秒あたり |
ID トークン | 生成される一意の ID トークンの最大数 | 50 | × | コンテナ インスタンスごと、1 秒あたり |
Cloud Run Admin API のレート上限
Cloud Run Admin API には次のレート上限が適用されます。この制限は、デプロイされた Cloud Run(フルマネージド)サービスに到達するリクエストには適用されません。
割り当て | 説明 | 上限 | 引き上げ可否 | スコープ |
---|---|---|---|---|
Cloud Run Admin API 読み取りリクエスト | プロジェクトごとの 100 秒あたりの API 読み取り数。 これは、上限のない Cloud Run(フルマネージド)サービスへの読み取りリクエスト数ではありません。 | 60 秒あたり 1,200 | ○ | グローバル |
Cloud Run Admin API 書き込みリクエスト | プロジェクトごとの 100 秒あたりの API 書き込み数。 これは、上限のない Cloud Run(フルマネージド)サービスへの書き込みリクエストの数ではありません。 | 60 秒あたり 60 | ○ | グローバル |
割り当てを引き上げる方法
このページに示したデフォルトよりも割り当てを増やすには:
Cloud Run の割り当てページに移動します。
変更する割り当てを選択して、[割り当てを編集] をクリックします。
プロンプトが表示されたらユーザー情報を入力して、選択した各割り当ての新しい上限を入力します。
Eventarc の割り当てとレート上限
以下の使用量割り当てと上限は、Eventarc を Cloud Run(フルマネージド)で使用する場合に適用されます。
Eventarc は Pub/Sub の push サブスクリプションを使用します。このサブスクリプションは、パブリッシュ リージョンあたりのスループット制限の対象です。
リソースの上限
プロジェクト 1 つあたりの Eventarc リソースの数には上限があります。 Eventarc API リクエストのサイズに関する直接的な上限はありません。
リソース | 説明 | 上限 | 上限引き上げ可否 | スコープ |
---|---|---|---|---|
トリガー | トリガーの最大数 | 500 | × | ロケーションごと |
イベント | イベント サイズ | 512 KB | × | 該当なし |
割り当てのレート上限
割り当て | 説明 | 上限 | 上限引き上げ可否 | スコープ |
---|---|---|---|---|
トリガー読み取りリクエスト | プロジェクトごとの 1 分あたりの Eventarc Trigger API 読み取り数 | 6000 | ○ | プロジェクト単位 |
トリガー書き込みリクエスト | プロジェクトごとの 1 分あたりの Eventarc Trigger API 書き込み数 | 600 | はい。グローバル ロケーションの書き込み上限は 10 QPS です。 | プロジェクト単位 |
割り当てを増やす方法
このページに示したデフォルトよりも割り当てを増やすには:
Eventarc の割り当てページに移動
変更する割り当てを選択して、[割り当てを編集] をクリックします。
プロンプトが表示されたらユーザー情報を入力して、選択した各割り当ての新しい上限を入力します。