接続テストでは、create
、update
、delete
などの実行中のテスト オペレーションのステータスを定期的に確認できます。テストの完了後も、最終的なテスト結果を確認できます。
コンソール
Google Cloud Console では、スピナー アイコンを使用して、実施中のテストが表示されます。接続テストはテスト オペレーションのステータスをバックグラウンドで継続的にポーリングします。テストが完了すると、[結果の詳細] パネルで最終結果を確認できます。
Cloud Console ページの詳細については、接続テストを作成して実行するをご覧ください。
gcloud
gcloud CLI を使用して実行中のテスト オペレーションを確認するには、--async
オプションを指定します。このオプションを指定しないと、最終的なテスト結果のみが表示されます。
たとえば、
--async
オプションを指定して次のテストを作成すると、コマンドラインにすぐにオペレーション リソース ID が返されます。その後、この ID を後続のdescribe
コマンドで使用して、テストの実施中にテスト ステータスを確認できます。gcloud network-management connectivity-tests create NAME \ --destination-project=DESTINATION_PROJECT \ --source-ip-address=SOURCE_IP_ADDRESS \ --destination-ip-address=DESTINATION_IP_ADDRESS \ --protocol=PROTOCOL \ --source-project=SOURCE_PROJECT \ --async
次の値を置き換えます。
NAME
: 接続テストの名前DESTINATION_PROJECT
: 送信先エンドポイントのプロジェクト IDSOURCE_IP_ADDRESS
: テストの起点となる内部または外部の送信元 IP アドレス。IPv6 アドレスは、テストの宛先がグローバル ロードバランサの VIP である場合にのみ許可されます。DESTINATION_IP_ADDRESS
: テストの終点となる内部または外部の送信元 IP アドレス。IPv6 アドレスは、テストの宛先がグローバル ロードバランサの VIP である場合にのみ許可されます。PROTOCOL
: 接続テストでサポートされているプロトコルSOURCE_PROJECT
: 送信元エンドポイントのプロジェクト ID
次のような出力が表示されます。
Create request issued for: [gcloud-example] Check operation [projects/reachability-e2e-test/locations/global/operations/operation-1580411210002-59d6028c56f71-85ef2899-54d8bc13] for status
テストのステータスを確認するには、
describe
コマンドでオペレーション リソース ID を使用します。gcloud network-management operations describe \ projects/SOURCE_PROJECT/locations/global/operations/OPERATION_RESOURCE_ID
次の値を置き換えます。
SOURCE_PROJECT
: 送信元エンドポイントのプロジェクト IDOPERATION_RESOURCE_ID
: チェックしている処理中のオペレーションのリソース ID(たとえばoperation-1580411210002-59d6028c56f71-85ef2899-54d8bc13
)
次に示す、前述のコマンドのサンプル出力は、
done: false
を示しています。テストが完了すると、このフィールドはdone: true
に変わります。done: false metadata: '@type': type.googleapis.com/google.cloud.networkmanagement.v1.OperationMetadata apiVersion: v1 cancelRequested: false createTime: '2020-01-30T19:06:50.055838110Z' endTime: '2020-01-30T19:06:57.637200039Z' target: projects/reachability-e2e-test/locations/global/connectivityTests/gcloud-example verb: create name: projects/reachability-e2e-test/locations/global/operations/operation-1580411210002-59d6028c56f71-85ef2899-54d8bc13 response: '@type': type.googleapis.com/google.cloud.networkmanagement.v1beta1.ConnectivityTest createTime: '2020-01-30T19:06:50.050012906Z' ... // Full resource metadata displayed here.
出力に
done: true
が表示されるまで、上記のdescribe
コマンドを繰り返します。
API
Network Management API は常に async
モードです。API にコマンドを発行すると、オペレーション ID がすぐに送信されます。この ID を使用して、定期的にテスト ステータスを確認できます。
Python
Network Management API は常に async
モードです。API Python クライアントを使用してリクエストを発行すると、オペレーション ID がすぐに送信されます。この ID を使用して、定期的にテスト ステータスを確認できます。
次の例をご覧ください。
project_id = 'PROJECT_ID' operation_id = 'OPERATION_ID' request = api.projects().locations().global_().operations().get( name='projects/%s/locations/global/operations/%s' % (project_id, operation_id)) print(json.dumps(request.execute(), indent=4))
次の値を置き換えます。
PROJECT_ID
: テストを作成したプロジェクトのプロジェクト IDOPERATION_ID
: チェックしている処理中のオペレーションのリソース ID(たとえばoperation-1580411210002-59d6028c56f71-85ef2899-54d8bc13
)