追加の CSI ドライバをインストールする

このページでは、GKE クラスタに Container Storage Interface(CSI)ストレージ ドライバをインストールする方法について説明します。

CSI は Kubernetes がコンテナ化されたワークロードに任意のストレージ システムを公開できるオープン標準 API です。また、CSI を使用すると、サイズ変更やスナップショットなどの最新のストレージ機能を使用できます。

デフォルトでは、GKE on Azure は azuredisk-csi-driver を使用して Azure Disk ボリュームをプロビジョニングします。azurefile-csi-driver を使用して Azure File 共有をプロビジョニングすることもできます。別の種類のストレージ ボリュームを使用する場合は、CSI ドライバをインストールできます。

CSI ドライバをインストールしたら、Kubernetes StorageClass を作成する必要があります。StorageClass のプロビジョナーとして CSI ドライバを設定します。その後、StorageClass をデフォルトに設定するか、StorageClass を使用するようにワークロードを構成できます。

始める前に

クラスタに接続する

ベンダーの CSI ドライバをインストールする

CSI ドライバのインストール手順をストレージ ベンダーから提供されます。CSI ドキュメントの CSI ドライバの一覧をご覧ください。

CSI ドライバのインストール手順に沿って操作してください。完了したら、このページの次の手順に進みます。

Google では、サードパーティのドライバに関するサポートを行っていません。また、手順の提供も行いません。サポートについては、ストレージ ベンダーにお問い合わせください。

ドライバのインストールを確認する

CSI ドライバをインストールしたら、次のコマンドを実行してインストールを検証します。

kubectl get csinodes \
    -o jsonpath='{range .items[*]} {.metadata.name}{": "} {range .spec.drivers[*]} {.name}{"\n"} {end}{end}'

CSI ドライバを使用する

CSI ドライバを使用するには、次の操作を行います。

  1. provisioner フィールドで、ドライバを参照するカスタム StorageClass を作成します。

  2. 次のいずれか方法でストレージをプロビジョニングできます。

CSI ドライバでサポートされる StorageClass の考慮事項

StorageClass を作成するときは、次の点を考慮します。

  • プロビジョナー名など、StorageClass に指定するドライバ固有のパラメータについては、CSI ドライバのドキュメントをご覧ください。

  • StorageClass には、特定のドライバやその背後にあるアプライアンスの名前ではなく、プロパティの名前(fasthighly-replicated など)を指定する必要があります。StorageClass にプロパティの名前を指定すると、異なるクラスタや環境で同じ名前の StorageClass を作成できます。次に、同じ StorageClass を使用するようにワークロードを構成します。

次のステップ

  • CSI ドライバを参照する StorageClass を作成する。