Cloud Workstations によるバージョン管理

このページでは、Cloud Workstations ベースエディタの Git サポートでアプリケーション ファイルに対してバージョン管理を使用する方法について説明します。

アクティビティ バーで [ソース コントロール] をクリックして、新しい Git リポジトリの作成、既存の Git リポジトリへのアクセス、既存およびステージング済みの変更の表示、変更の統合を行います。

ここから、変更(ファイルの以前のバージョンと現在のバージョンの差分)のステージングやステージング解除、および変更の commit を変更をすべて、ベースエディタ内で行うことができます。

Git で認証する

カスタム サンプルをインポートする場合と同様、Git リポジトリに変更を pull または push する場合や、リポジトリのクローンを作成する場合は、Git で認証する必要があります。

認証を必要とするアクションを実行すると、Git によりパスワードの入力を求められます。Git パスワードに代わるより安全な個人用アクセス トークン(PAT)を入力します。PAT の設定の詳細については、個人用のアクセス トークンの作成ガイドをご覧ください。

ワークフローを効率化し、PAT を複数回入力する必要がないようにするには、認証情報ヘルパーを有効にして、Git が PAT を 15 分間キャッシュに保存できるようにします。

  1. [ターミナル] > [新しいターミナル] をクリックして、Cloud Workstations ベースエディタ ターミナルを起動します。
  2. 次のコマンドを実行します。

    git config --global credential.helper cache
    

タイムアウト時間の変更や認証情報ストレージのローカルパスの指定など、その他のカスタマイズ オプションについては、Git Tools - Credential Storage のドキュメントをご覧ください。

複数のリポジトリ間で切り替える

Cloud Workstations のベースエディタを使用して、複数の Git リポジトリを操作できます。リポジトリを切り替えるには、Cloud Workstations ベースエディタのステータスバーでリポジトリ名をクリックします。メニューから、スコープを切り替えるリポジトリを選択します。

これにより、選択したリポジトリのコンテキストで [Source Control: Git] パネルが更新されます。

実行中の変更を表示する

ファイルを追加、変更、削除すると、[Source Control: Git] パネルの [Changes] セクションに反映されます。選択したファイルを開く、これらの変更をステージングする、変更を破棄する、この commit で行われた変更を確認するなどの選択肢があります。

差分ビューをオンにする

[ソース コントロール: Git] パネルの [変更] の下に、変更されたファイルが表示されます。変更したファイルをステージングした場合は、[Staged Changes] にも表示されます。いずれかのファイルをクリックすると [差分] ビューが表示され、ファイルの以前 commit された状態と現在の状態の間の違いを確認できます。

変更を commit

変更をチェックインする準備ができたら、Cloud Workstations から直に行えます。

  1. Cloud Workstations ターミナルを使用して次の git コマンドを実行します。 メールアドレスと名前は自分のデータで更新してください。

    git config --global user.email alex@example.com
    git config --global user.name Alex
    
  2. 変更を確認するには、ベースエディタの [Source Control: Git] パネルで commit メッセージを作成し、[ check_boxCommit] をクリックするか、Control+Enter (または mac OS の場合は Command+Enter )を押します。

リポジトリのクローンを作成する

Cloud Workstations のベースエディタで使用するリモートの Git リポジトリのクローンを作成するには:

  1. リポジトリの URL を取得します。GitHub リポジトリの場合は、リポジトリのメインページを開いてから、[Clone] または [Download] ダイアログを開きます。
  2. コマンド パレットを開くには、Ctrl+Shift+P(または macOS では Command+Shift+P)を押すか、[表示] > [コマンド パレット] をクリックします。
  3. Git: Clone を実行します。
  4. プロンプトが表示されたら、Git リポジトリの場所を入力します。

ブランチを作成してブランチ間で切り替える

新しいブランチを作成するか、既存のブランチでの作業に切り替えるには:

  1. コマンド パレットを開くには、Ctrl+Shift+P(または macOS では Command+Shift+P)を押すか、[表示] > [コマンド パレット] をクリックします。
  2. Git: Checkout を実行します。
  3. ブランチのリストから選択するか、新しいローカル ブランチを作成します。

Git ステータスバー

Git ステータスバーでは、現在のブランチを追跡し、ブランチ インジケーターを使用して別のブランチに切り替えることができます。また、ローカル リポジトリとアップストリーム ブランチの間の変更をチェックするための「Synchronize Changes」アクションも用意されています。変更を同期すると、ローカルの変更がアップストリーム ブランチに push され、リモートの変更がローカル リポジトリに pull されます。

アップストリーム ブランチを設定していない場合は、publish アクションを使用して、ローカルの変更をリモート リポジトリに push できます。