一般的な問題と制限

Cloud Tasks を使用する場合には、次の問題と制限が発生する可能性があります。

実行順序

今後実行される予定のタスクを除き、タスクキューでは実行順序が完全に無視されます。タスクが特定の順序で実行される保証はありません。たとえば、キューが完全に空にならない限り、古いタスクが実行される保証はありません。多くの場合、新しいタスクが古いタスクよりも先に実行されますが、このパターンは予告なしに変更される可能性があります。

重複実行

Cloud Tasks では「1 回だけの実行」が前提となります。ただし、設計上、実行の保証か重複実行の回避のいずれかを選択しなければならない場合は、実行の保証を優先します。 重複実行を完全に避けることはできません。デベロッパーは、重複実行で致命的な事態が生じないように対策を講じる必要があります。本番環境では、99.999% 以上のタスクが 1 回だけ実行されます。

リソースの制限

即時処理キューのバックログの最も一般的な原因は、ターゲット インスタンスのリソース不足です。毎秒 10 個のリクエストしか処理できないフロントエンド インスタンスで毎秒 100 個のタスクを処理しようとすると、バックログが発生します。この状態は主に 2 つの方法で確認できます。いずれの場合も、リクエストを処理するインスタンス数を増やすことで解決できます。

バックオフ エラーと適用レート

サーバーが過負荷状態になると、HTTP レスポンス コード 503 の形式でバックオフ エラーを返すようになります。このエラーに対し、Cloud Tasks はエラーがなくなるまで実行速度を下げることで対処します。これは、Cloud Console の「enforced rate」フィールドを見ることで確認できます。

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レイテンシの急増と同時実行の最大数

サーバーが過負荷状態になると、レイテンシが長くなります。 この状況では、リクエストの処理時間が長くなります。キューでは同時に実行可能な最大数のタスクを処理するため、予期した速度でタスクが処理されなくなる可能性があります。キューの max_concurrent_tasks に設定された値が低すぎるためにレート制限が適用されている場合は、該当するキューでこの設定値を大きくすると、状況が改善される場合があります。ただし、max_concurrent_tasks の値を大きくしても、根底にあるリソース不足の問題は解決されません。