このドキュメントでは、Migrate for Compute Engine を使用して VM を Compute Engine に移行する際のソースとして AWS を使用する方法について説明します。これらのタスクは Velostrata Manager を使用して実行します。
Velostrata Manager の設定の詳細については、Velostrata Manager の構成を参照してください。移行での Velostrata Manager ロールの詳細については、アーキテクチャのトピックをご覧ください。
続行する前に、AWS から GCP への移行の前提条件を完了してください。
Cloud 認証情報を定義する
移行時に AWS API を使用するには、Migrate for Compute Engine の IAM 認証情報を指定する必要があります。
Cloud 認証情報を定義するには:
- Velostrata Manager に
apiuser
としてログインします。 - [Source Cloud] アイコンをクリックします。
- マネージャーの作成時に作成した認証情報を使用してログインします。
- [Cloud Credentials] タブをクリックします。
- [Create] をクリックし、[Cloud Provider] プルダウン メニューで [AWS] を選択します。
- 認証情報の名前を入力し、この認証情報を作成する AWS リージョンを選択します。
- 事前に作成した IAM アカウントの AWS アクセスキーとシークレット キーを入力します。
- [OK] をクリックします。
ソースクラウドの Cloud Details を定義する
Cloud Details では、Migrate for Compute Engine が動作する AWS 環境の詳細を定義します。これには、IAM 認証情報、リージョン、VPC、サブネット、セキュリティ グループ情報が含まれます。
AWS 移行用の Cloud Details オブジェクトを作成する
AWS からマシンを移行する場合は、Velostrata Manager for AWS で Cloud Details オブジェクトを作成する必要があります。このオブジェクトは、Google Cloud に移行する VM の AWS ソースを表します。
AWS の Cloud Details オブジェクトを作成するには、Velostrata Manager のホーム画面に移動します。
- [Source Cloud] アイコンをクリックします。
- [Cloud Details] タブで、[Create] をクリックします。
- Cloud Details の名前を入力します。
プルダウン メニューを使用して、次の項目を指定します。
パラメータ 説明 自動入力されているプルダウン 名前 この Cloud Details オブジェクトの名前です(例、AWS-WEST)。 × 認証情報 VM の移行元とする AWS アカウントを選択します。 ○ リージョン この AWS 環境のリージョンを選択します。 ○ VPC この AWS 環境で使用する VPC を選択します。 ○ セキュリティ グループ AWS からの移行を実行するために、Migrate for Compute Engine ワーカー サービス アカウントに割り当てるセキュリティ グループを選択します。 ○ アベイラビリティ ゾーンのワーカー サブネット(1/2) Migrate for Compute Engine ワーカー サービス アカウントを作成する 1 番目と 2 番目のサブネットを選択します。 注: これらの Migrate for Compute Engine ワーカー サービス アカウントは、移行オペレーションが完了すると自動的に削除されます。 ○ アベイラビリティ ゾーンのワーカー サブネット(2/2) ○ 完了したら [OK] をクリックします。以上で AWS から VM を GCP に移行する準備が整いました。