ここでは、Memorystore for Redis Cluster インスタンスを作成する手順について説明します。
準備
開始する前に次の手順を完了してください。
- Google Cloud コンソールの [プロジェクト セレクタ] ページで、Google Cloud プロジェクトを選択または作成します。
注: この手順で作成するリソースをそのまま保持する予定でない場合は、既存のプロジェクトを選択するのではなく、新しいプロジェクトを作成してください。チュートリアルの終了後にそのプロジェクトを削除すれば、プロジェクトに関連するすべてのリソースを削除できます。
プロジェクト セレクタに移動 - プロジェクトに対して課金が有効になっていることを確認します。プロジェクトで課金が有効になっているかどうかを確認する方法をご覧ください。
Google Cloud CLI をインストールして初期化します。
注: すでに gcloud CLI をインストールしている場合は、
gcloud components update
を実行して、最新バージョンがインストールされていることを確認してください。Memorystore for Redis Cluster の gcloud CLI コマンドを利用するには、少なくとも gcloud CLI バージョン431.0.0
が必要です。-
Memorystore for Redis API を有効にする。
Memorystore for Redis -
Network Connectivity API を有効にする
Network Connectivity API -
Service Consumer Management API を有効にする
Service Consumer Management API
その他の前提条件
- Memorystore for Redis Cluster の限定公開プレビューにアクセスするには、使用しているプロジェクトが許可リストに登録されている必要があります。使用しているプロジェクトが Memorystore エンジニアリング チームによって許可リストに登録されていない場合は、
memorystore-cluster-feedback@google.com
までメールでご連絡ください。 - 使用している Google Cloud プロジェクトに、次のいずれかの IAM ロールが必要です。
roles/redis.admin
(Memorystore 管理者の事前定義 IAM ロール)roles/owner
(オーナーの基本 IAM ロール)roles/editor
(編集者の基本 IAM ロール)
ネットワークを設定する
ネットワーキングのページを参照して、サービス接続ポリシーを設定する必要があるかどうかを判断します。
Redis クラスタを作成するネットワークに対してサービス接続ポリシーが作成されていない場合は、ネットワーキングのガイダンスに沿って作成します。
インスタンスを作成する
コンソール
Google Cloud コンソールで [Memorystore for Redis Cluster] ページに移動します。
[CREATE CLUSTER] をクリックします。
[Redis クラスタ インスタンスの作成] ページで、新しいインスタンスに必要な構成を選択します。
- インスタンスに [クラスタ ID] を指定します。クラスタ ID に使用できるのは、小文字、数字、ハイフンのみです。先頭は英字で、そのリージョンで一意である必要があります。
- 例:
my-instance-1
。
- 例:
- インスタンスの [リージョン] を選択します。
- [クラスタサイズ] で、クラスタの 13 GB シャードの数を定義します。シャード数は、クラスタデータを保存するための合計メモリ容量を決定します。クラスタ仕様の詳細については、クラスタとシャードの仕様をご覧ください。
- レプリカを選択しない場合、この値の範囲は 3~250 シャードです。
- ノードあたり 1 つのレプリカを選択した場合、この値の範囲は 3~125 シャードになります。
- ノードごとに 2 つのレプリカを選択した場合、この値の範囲は 3~83 シャードになります。
- レプリカを使用してインスタンスを作成する場合は、[レプリカ] に目的のレプリカ数(シャードあたり)を入力します。有効な値は、レプリカなし、1 レプリカ、2 レプリカです。Google Cloud コンソールを使用する場合、デフォルト値は 1 レプリカです。
- [プライベート ネットワーキングを設定する] で、目的のネットワークを選択します。Memorystore for Redis Cluster のプライベート ネットワーキングの詳細については、ネットワーキングをご覧ください。
- 転送中の暗号化を有効にする場合は、[Transport Layer Security(TLS)を有効にする] を選択します。
- インスタンスに [クラスタ ID] を指定します。クラスタ ID に使用できるのは、小文字、数字、ハイフンのみです。先頭は英字で、そのリージョンで一意である必要があります。
[クラスタを作成] ボタンをクリックします。
gcloud
Memorystore for Redis Cluster インスタンスを作成するには、create
コマンドを実行します。
gcloud alpha redis clusters create INSTANCE_ID \ --region=REGION_ID \ --network=NETWORK \ --replica-count=REPLICA_COUNT \ --shard-count=SHARD_COUNT
以下を置き換えます。
INSTANCE_ID は、作成する Memorystore for Redis Cluster インスタンスの ID です。インスタンス ID は 1〜63 文字にする必要があり、小文字、数字、ハイフンのみ使用できます。先頭は英小文字に、末尾は英小文字または数字にする必要があります。
REGION_ID は、インスタンスを配置するリージョンです。
NETWORK は、インスタンスの作成に使用されるネットワークです。形式
projects/NETWORK_PROJECT_ID/global/networks/NETWORK_ID
を使用する必要があります。ここで使用するネットワーク ID は、サービス接続ポリシーで使用されるネットワーク ID と一致する必要があります。それ以外の場合、create
オペレーションは失敗します。REPLICA_COUNT は、必要なレプリカ数(シャードあたり)です。指定できる値は
0
、1
、2
です。SHARD_COUNT は、インスタンス内の 13 GB シャードの数を決定します。シャード数は、クラスタデータを保存するための合計メモリ容量を決定します。クラスタ仕様の詳細については、クラスタとシャードの仕様をご覧ください。
- シャード数は、選択したレプリカの数に応じて 3~250 の範囲で指定できます。
- 0 レプリカ – 最大シャード数が 250
- 1 レプリカ – 最大シャード数は 125
- 2 レプリカ – 最大シャード数は 83
- シャード数は、選択したレプリカの数に応じて 3~250 の範囲で指定できます。
次に例を示します。
gcloud alpha redis clusters create my-instance \ --region=us-central1 \ --network=projects/my-project-335118/global/networks/default \ --replica-count=2 \ --shard-count=8
デフォルトでは、転送中の暗号化は無効で、承認済みネットワークは default
です。