.NET での依存関係を指定する

.NET Cloud Run functions は、Microsoft Build Engine(MSBuild)プロジェクト ファイルを使用します。これらのファイルは、ビルドおよびデプロイ プロセスの中核となります。C# の場合、ファイル拡張子は .csproj、F# の場合は .fsproj、Visual Basic の場合は .vbproj になります。

たとえば、C# の Hello World サンプルの .csproj ファイルは次のとおりです。

<Project Sdk="Microsoft.NET.Sdk">
  <PropertyGroup>
    <OutputType>Exe</OutputType>
    <TargetFramework>net6.0</TargetFramework>
  </PropertyGroup>

  <ItemGroup>
    <PackageReference Include="Google.Cloud.Functions.Hosting" Version="2.2.1" />
  </ItemGroup>
</Project>

次のように、関数のプロジェクト ファイルにライブラリを追加できます。

dotnet add package MY_LIBRARY

Functions Framework は、すべての関数に必須の依存関係です。Cloud Run functions は、関数の作成時にユーザーの代理でこの依存関係をインストールしますが、明確化のため明示的な依存関係として含めておくことをおすすめします。

関数がプライベート依存関係を利用している場合は、functions-framework をプライベート レジストリにミラーリングすることをおすすめします。ミラーリング対象の functions-framework を依存関係として関数に含めることで、公共のインターネットからパッケージがインストールされないようにします。

依存関係やその他の種類のカスタマイズの詳細については、Functions スタートアップ クラスを使用したカスタマイズをご覧ください。