移行の検証
このページでは、移行ジョブが移行元のデータベース インスタンスから移行先の AlloyDB データベース インスタンスにデータを正しく移行したことを確認します。少なくとも、データベース インスタンスとそのテーブルが AlloyDB インスタンスに存在することを確認します。テーブルの行数や正確な内容を確認することもできます。
最小限の例を次に示します。
- Google Cloud コンソールで、[AlloyDB clusters] ページに移動します。
- 移行ジョブのリードレプリカ エントリをクリックします。
- ページの右上に表示される [Cloud Shell をアクティブにする] アイコンをクリックします。
- Cloud Shell プロンプトで Enter キーを押します。
- 省略可: [Cloud Shell の承認] ダイアログ ボックスが表示されたら、[承認] をクリックします。
- [パスワードを入力する] プロンプトで、移行先の AlloyDB インスタンスを定義して作成するで指定したパスワードまたは Database Migration Service によって生成されたパスワードを入力します。
- SQL コマンドを実行して、移行を確認します。以下に例を示します。
- postgres プロンプトで
\list
と入力してデータベースを一覧表示し、移行元データベース インスタンスが表示されていることを確認します。 - postgres プロンプトで
\connect SOURCE_DB_NAME
と入力し、プロンプトが表示されたらパスワードを入力して、データベース インスタンスに接続し、インスタンスに関連付けられているテーブルを表示します。プロンプトの名前がpostgres
から SOURCE_DB_NAME に変わります。 - SOURCE_DB_NAME プロンプトで
\dt
と入力して、このインスタンスのテーブルを表示します。 - SOURCE_DB_NAME プロンプトで、このインスタンスのテーブル内のデータへのアクセス権限をこのユーザーに付与するため、「
GRANT alloydbexternalsync to USER;
」と入力します。また、USER は、移行先データベース インスタンスへの接続に使用したユーザーの名前に置き換えます。 - SOURCE_DB_NAME プロンプトで
SELECT * from TABLE_NAME;
と入力して、移行元データベース インスタンスのテーブルから複製された情報を表示します。 - 表に正しい情報が表示されていることを確認します。
- postgres プロンプトで
確認した内容がすべて期待どおりであれば、Database Migration Service によってデータが正しく移行されています。