概要
スキーマ、データ、メタデータを移行元データベースから移行先データベースに移行する場合は、これらの情報がすべて正確に移行されるようにする必要があります。Database Migration Service は、データベース オブジェクト(スキーマ、データ、メタデータなど)をデータベース間で忠実に移行する方法を提供します。
データベース移行の一環として、以下のデータ、スキーマ、メタデータ コンポーネントがすべて移行されます。
データ
- すべてのデータベースとスキーマのテーブルが移行されますが、次のシステム データベースは対象外となります。
sys
、mysql
、performance_schema
、information_schema
。
スキーマ
命名
主キー
データ型
序数
デフォルト値
null 可能性
自動増分属性
セカンダリ インデックス
メタデータ
ストアド プロシージャ
関数
トリガー
ビュー
外部キー制約
継続的な移行
上記のすべてのデータ、スキーマ、メタデータに対するデータ操作言語(DML)とデータ定義言語(DDL)の変更は、継続的な移行中に更新されます。
移行されないデータ
MySQL データベースを移行する場合、MySQL システム データベースは移行されません。これらのデータベースには、ユーザーと権限に関する情報が含まれています。そのため、ユーザー アカウントのログイン情報は、移行先の Cloud SQL データベース インスタンスで直接管理する必要があります。
Cloud SQL の移行先インスタンスにユーザーを追加するには、インスタンスに移動し、[ユーザー] タブからユーザーを追加するか、MySQL クライアントから追加します。
ユーザーと権限に加えて、デフォルト以外のフラグの設定は Cloud SQL の宛先インスタンスに移行されません。スキーマ、データ、メタデータを移行先データベースに移行する前に、移行元データベースで SHOW VARIABLES を実行し、Cloud SQL データベースで再度実行します。移行元の設定をレプリケートするように、Cloud SQL データベースで必要に応じてフラグの設定を更新します。