ビルド結果の表示

このページでは、Google Cloud Platform Console、gcloud コマンドライン ツール、Cloud Build API を使用して、Cloud Build のビルド情報を表示する方法について説明します。

始める前に

ビルド結果の表示

Console

GCP Console では、[ビルド履歴] メニューに、ビルドのステータス(成功や失敗など)、ソース、結果、作成時刻、イメージなどの情報が表示されます。

[ビルド履歴] メニューを表示するには、次の手順で操作します。

  1. Google Cloud Platform Console で [ビルド履歴] ページを開きます。

    [ビルド履歴] ページを開く

    [ビルド履歴] ページが開き、最近のビルドのリストが表示されます。

特定のビルドの詳細を表示するには:

  1. [ビルド履歴] ページで、特定のビルドをクリックします。

    [ビルドの詳細] ページが開き、[ステータス]、[ビルド ID] などのビルドの詳細が表示されます。

gcloud

gcloud builds list コマンドを実行すると、すべてのビルドが表示されます。

ビルドを表示するには、次のコマンドを実行します。

gcloud builds list

出力は次のようになります。

ID                                    CREATE_TIME                DURATION  SOURCE                                                                                      IMAGES                                              STATUS
3a2055bc-ccbd-4101-9434-d376b88b8940  2018-02-16T18:33:26+00:00  23S       gs://gcb-docs-project_cloudbuild/source/1518806004.25-db1e250a7b7f496eb8242bfee5ac308e.tgz  gcr.io/gcb-docs-project/quickstart-image (+1 more)  SUCCESS
900704ca-7a0c-4569-ac08-884593c19aac  2018-02-16T18:32:32+00:00            gs://gcb-docs-project_cloudbuild/source/1518805951.23-03dd53d16f684c568fa2bb7ff7ebda06.tgz  -                                                   FAILURE
021f9ede-ddaa-4cfb-8988-60142b015ebd  2018-02-14T15:48:44+00:00  10S       gs://gcb-docs-project_cloudbuild/source/1518623322.56-9cd088ffc1e04f5aa6040728772d0c2a.tgz  -                                                   SUCCESS
8126d538-3c43-4304-a14c-33aceec8cb97  2018-02-14T15:46:13+00:00  10S       gs://gcb-docs-project_cloudbuild/source/1518623172.09-327c02585a4e44e782ac97dd80d5a5d5.tgz  gcr.io/gcb-docs-project/quickstart-image (+1 more)  SUCCESS

特定のビルドの詳細を表示するには、次のコマンドを実行します。

gcloud builds describe [BUILD_ID]

[BUILD_ID] は、詳細を表示するビルドの ID です。

出力は次のようになります。

createTime: '2018-02-22T14:49:54.066666971Z'
finishTime: '2018-02-22T14:50:05.463758Z'
id: bcdb9c48-d92c-4489-a3cb-08d0f0795a0b
images:
- gcr.io/gcb-docs-project/quickstart-image
logUrl: https://console.cloud.google.com/gcr/builds/bcdb9c48-d92c-4489-a3cb-08d0f0795a0b?project=gcb-docs-project
logsBucket: gs://404889597380.cloudbuild-logs.googleusercontent.com
projectId: gcb-docs-project
results:
    buildStepImages:
    - sha256:a4363bc75a406c4f8c569b12acdd86ebcf18b6004b4f163e8e6293171462a79d
    images:
    - digest: sha256:1b2a237e74589167e4a54a8824f0d03d9f66d3c7d9cd172b36daa5ac42e94eb9
      name: gcr.io/gcb-docs-project/quickstart-image
      pushTiming:
          endTime: '2018-02-22T14:50:04.731919081Z'
          startTime: '2018-02-22T14:50:00.874058710Z'
      - digest: sha256:1b2a237e74589167e4a54a8824f0d03d9f66d3c7d9cd172b36daa5ac42e94eb9
        name: gcr.io/gcb-docs-project/quickstart-image:latest
        pushTiming:
            endTime: '2018-02-22T14:50:04.731919081Z'
            startTime: '2018-02-22T14:50:00.874058710Z'
source:
    storageSource:
        bucket: gcb-docs-project_cloudbuild
        generation: '1519310993665963'
        object: source/1519310992.2-8465b08c79e14e89bee09adc8203c163.tgz
sourceProvenance:
    fileHashes:
        gs://gcb-docs-project_cloudbuild/source/1519310992.2-8465b08c79e14e89bee09adc8203c163.tgz#1519310993665963:
        fileHash:
        - value: -aRYrWp2mtfKhHSyWn6KNQ==
    resolvedStorageSource:
        bucket: gcb-docs-project_cloudbuild
        generation: '1519310993665963'
        object: source/1519310992.2-8465b08c79e14e89bee09adc8203c163.tgz
startTime: '2018-02-22T14:49:54.966308841Z'
status: SUCCESS
steps:
- args:
  - build
  - --no-cache
  - -t
  - gcr.io/gcb-docs-project/quickstart-image
  - .
  name: gcr.io/cloud-builders/docker
  status: SUCCESS
  timing:
      endTime: '2018-02-22T14:50:00.813257422Z'
      startTime: '2018-02-22T14:50:00.102600442Z'
timeout: 600s
timing:
    BUILD:
        endTime: '2018-02-22T14:50:00.873604173Z'
        startTime: '2018-02-22T14:50:00.102589403Z'
    FETCHSOURCE:
        endTime: '2018-02-22T14:50:00.087286880Z'
        startTime: '2018-02-22T14:49:56.962717504Z'
    PUSH:
        endTime: '2018-02-22T14:50:04.731958202Z'
        startTime: '2018-02-22T14:50:00.874057159Z'

ステップとビルドのステータス

ビルドの完了後、Cloud Build はビルドの全体的な status と各ビルドステップの status を提供します。

次の表に、ビルドまたはステップが成功したとき、タイムアウトしたとき、または失敗したときのステータスを示します。

イベント ビルドのステータス ステップのステータス
ビルドの成功 SUCCESS すべてのステップが SUCCESS とマークされます。
ビルドの失敗 FAILURE
  • 失敗したステップは FAILED とマークされます。
  • ビルドの終了前に成功したステップは SUCCESS とマークされます。
  • 実行中のステップは CANCELLED とマークされます。
  • 実行を開始していないステップは QUEUED とマークされます。
ユーザーによるビルドのキャンセル CANCELLED
  • ビルドのキャンセル前に成功したステップは SUCCESS とマークされます。
  • 実行中のステップは CANCELLED とマークされます。
  • 実行を開始しなかったステップは QUEUED とマークされます。
ビルドのタイムアウト TIMEOUT
  • ビルドのタイムアウト前に成功したステップは SUCCESS とマークされます。
  • 実行中のステップは CANCELLED とマークされます。
  • 実行を開始しなかったステップは QUEUED とマークされます。
ステップのタイムアウト FAILED
  • タイムアウトしたステップは TIMEOUT とマークされます。
  • ステップのタイムアウト前に成功したステップは SUCCESS とマークされます。
  • 実行中のステップは CANCELLED とマークされます。
  • 実行を開始しなかったステップは QUEUED とマークされます。

ステップまたはビルドごとのステータスを表示するには、gcloud builds describe コマンドを実行します。

gcloud builds describe [BUILD_ID]

[BUILD_ID] はビルドの ID です。

次のスニペットは、タイムアウトしたステップを含むビルドのステップごとのステータスを表示します。

status: FAILURE
steps:
- args:
  - sleep
  - '60'
id: long sleep
name: alpine
status: CANCELLED
timing:
    endTime: '2018-02-26T14:09:18.531368493Z'
    startTime: '2018-02-26T14:09:11.023235026Z'
waitFor:
- '-'
- args:
- sleep
- '3'
id: shorty
name: alpine
status: SUCCESS
timeout: 60s
timing:
    endTime: '2018-02-26T14:09:15.497724138Z'
    startTime: '2018-02-26T14:09:11.023676903Z'
waitFor:
- '-'
- args:
  - sleep
  - '60'
name: alpine
status: TIMEOUT
timeout: 3s
timing:
    endTime: '2018-02-26T14:09:18.527488475Z'
    startTime: '2018-02-26T14:09:15.497736775Z'
waitFor:
- shorty
- args:
  - 'false'
name: alpine
status: QUEUED
waitFor:
- long sleep
timeout: 60s

クエリを使用したビルド結果のフィルタリング

特定の条件を満たすビルドの情報を検索するには、Google Cloud Platform Console の [ビルド履歴] ページにある [ビルドをフィルタリング] フィールドにクエリ文字列を入力します。たとえば、失敗したビルド(ステータス フィールドに FAILURE 値があるビルド)、特定の時点よりも後に作成されたビルド、タグが付いたビルドなどの条件を満たすビルドをクエリできます。

クエリでサポートされているフィールド

ビルドは次のフィールドの値に基づいてクエリできます。

  • status
  • build_id
  • trigger_id
  • source.storage_source.bucket
  • source.storage_source.object
  • source.repo_source.repo_name
  • source.repo_source.branch_name
  • source.repo_source.tag_name
  • source.repo_source.commit_sha
  • source_provenance.resolved_repo_source.commit_sha
  • results.images.name
  • results.images.digest
  • options.requested_verify_option
  • tags
  • images
  • create_time
  • start_time
  • finish_time

ドット表記(.)で表示されているフィールドはサブフィールドです。

クエリ文字列の構成

クエリ文字列には、次の一般的な形式が使用されます。

field="value"

サブフィールドを指定するには、results.images.name のようなドット表記を使用します。クエリでは =!= の比較演算子がサポートされています。数値を含むフィールド(create_time など)には >>=<<=、を使用できます。

ANDOR のブール式を使用すると、複合クエリを作成できます。

一般的なサンプルクエリ

成功したすべてのビルドをクエリするには、次のように指定します。

status="SUCCESS"

まだ完了していないすべてのビルドをクエリするには、次のように指定します。

status="QUEUED" OR status="WORKING"

指定した結果イメージ名を持つビルドをクエリするには、次のように指定します。

(status="SUCCESS" OR status="FAILURE") AND \
    results.images.name="gcr.io/argo-integration-testing/stubby-probe"

タグ "prod" が付いたすべてのビルドをクエリするには、次のように指定します。

tags="prod"

検証済みと設定されたビルドをクエリするには、次のように指定します。

options.requested_verify_option="VERIFIED"

Cloud Source Repository ではなく、Cloud Storage 内のソースから取得されたビルドをクエリするには、次のように指定します。

source.storage_source.bucket!=""

指定した結果ダイジェストを含むビルドをクエリするには、次のように指定します。

results.images.digest="sha256:6c7147fe4c813845ac2a9aa6f937bb272b68784f647c4f64c7325723c7245c88"

特定の時刻より後に開始して、特定の時刻より前に終了したビルドをクエリするには、次のように指定します(UTC タイムゾーン)。

create_time>"2016-10-12T18:43:49" AND finish_time<"2016-10-13T18:43:49"

タグを使用したビルド結果のフィルタリング

構成ファイルでタグを使用すると、ビルドをグループにまとめたり、ビルドをフィルタリングしたりできます。"prod""test" などのタグで文字列を指定することができます。

タグには次の制限があります。

  • 各タグの文字数制限は 128 文字です
  • ビルドごとに最大 64 個のタグを定義できます
  • タグには文字、数字、アンダースコアを使用できます

ビルドにタグを追加するには:

  1. ビルド構成ファイルで、tags フィールドを追加します。

    steps:
    - name: 'gcr.io/cloud-builders/docker'
      args: [ 'build', '-t', 'gcr.io/$PROJECT_ID/cb-demo-img', '.' ]
    images:
    - 'gcr.io/$PROJECT_ID/cb-demo-img'
    tags:
    - "test"
    - "tag2"
    
  2. クラスタ内のタグ付きビルドを表示するには、gcloud builds list--filter オプションを使用します。たとえば次のコマンドは、'test' というタグが付いたすべてのビルドを一覧表示します。

    gcloud builds list --filter "tags='test'"
    

    出力は次のようになります。

    ID                                    CREATE_TIME                DURATION  SOURCE                                                                             IMAGES                                 STATUS
    d33a9895-...                          ...                        1M45S     gs://...                                                                           gcr.io/...                             SUCCESS
    

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