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生産性とコラボレーション

2020 年の Google Cloud 公式ブログの人気投稿 9 件

2021年1月12日
Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2020 年 12 月 24 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

2020 年はあらゆるものが変化しました。1 年が終わる頃には、生き方、働き方、コミュニケーションの取り方、学び方がまったく異なるものになっているとは誰が予想したでしょうか。Google Cloud では、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)によってお客様の働き方だけでなく、ソフトウェア デベロッパーや IT 従事者によるイノベーション方法も変わらざるを得なかった様子を目の当たりにしました。こうした変化を支援するため、Google Cloud は新しいプロダクト、機能、リソースを導入して、お客様から特に多く寄せられたニーズに対応しました。それらは、従業員同士のつながりを深める、データをスマートに活用する、短期間で構築する、そしてこれらすべてをデータの安全を確保して実施するというニーズです。ビジネスにとって、お客様のニーズに応えることは重要であり、従業員が必要とするツールや情報をリアルタイムで提供することも不可欠です。

本稿では、2020 年に Google Cloud 公式ブログで特に人気の高かった投稿を振り返ります。

1. Google Workspace で生産性が新たな段階に突入

Google Workspaceの登場により、あらゆる業務の遂行に必要なツールが 1 か所にまとまったことで、お客様は従業員同士のつながりをより深められるようになりました。Google Workspace には、使い慣れた G Suite 生産性向上アプリ(Gmail、カレンダー、ドライブ、ドキュメント、スプレッドシート、スライド、Meet など)が含まれ、緊密に統合された新しいユーザー エクスペリエンスが追加されています。たとえば、新しい方法を導入したことで、ビデオ会議、チャット、メール、ファイル、タスクといった Workspace の主要ツールがより緊密に統合され、より高性能で効率的になりました。

2. 新しい機能とセキュリティ対策によって Google Meet は最適な場所に

2020 年はバーチャルでつながることが非常に重要でした。COVID-19 の感染拡大を受け、多くの従業員、教育者、学生がリモートで作業するようになり、Google はそうした人々のつながりや生産性を維持する手助けをしたいと考えていました。こうした状況を踏まえ、Google では 9 月末まで、Google Meet の高度なビデオ会議機能を世界中すべての G SuiteG Suite for Education のユーザーに無料でご提供しました。これには最大 250 人が参加できる大規模な会議、最大 100,000 人が視聴できるライブ ストリーミング、会議を記録してドライブに保存する機能も含まれていました。

また、タイル表示レイアウトローライト モードノイズ キャンセルといった、ご要望の多かった機能もリリースしました。その後も Google はイノベーションを止めることなく、Google Nest Hub Max 上での Meet や背景のカスタマイズ機能、会議の管理機能(会議の出欠状況、Q&A、アンケートなど)を 2020 年度中にリリースしました。

会議を安全に行えることをユーザーに確信いただけるよう策定した、さまざまな不正行為防止策ご紹介しました。これには、ウェブ会議とダイヤルイン向けのハイジャック防止策とブラウザベースのセキュリティ機能、2 段階認証プロセス、Google の高度な保護機能プログラムなどが含まれます。学校向けには、教師と生徒のリモート学習体験を向上させる機能をいくつか導入しました。

3. Google Cloud の学習用リソースがクラウド利用の学習者に新しいトピックを提供

ユーザーがリモート作業やリモート学習に移行するのを支援するため、ご自宅で使用できる Google Cloud の学習用リソースに関する詳細をご紹介しました。この学習用リソースには、Pluralsight や Coursera の 100 を超える膨大な数のオンデマンド トレーニング コース(クラウド アーキテクチャ、データ エンジニアリング、機械学習の認定資格の取得向け)、Qwiklabs のハンズオンラボ、対話型のウェブセミナーが含まれていて、30 日間無料で受講できます。そのため、どこからでもクラウドにアクセスし、クラウドについて学習できます。

4. COVID-19 一般公開データセット プログラムにより研究の可能性を切り拓く

COVID-19 と戦う研究者、データ サイエンティスト、アナリストを支援するために、COVID-19 Open Data データセットなどの一般公開データセットのホスト型リポジトリを作成し、COVID-19 一般公開データセット プログラムを通じて無料でアクセスしてクエリできるようにしました。研究者は BigQuery MLを使用して、追加費用なしでこのデータを BigQuery 内で使用し、高度な機械学習モデルをトレーニングすることもできます。

5. ビジネスの継続性、モニタリング、無料リソースなどを組み合わせた、Google Cloud の新型コロナウイルス対応

あらゆる困難がお客様に影響を及ぼす中、Google は、お客様が必要なときにいつでもご相談できる存在として信頼を寄せていただきたいと考えました。そこで、お客様がパンデミック時もパンデミックの収束後もどこでもサービスを利用できるように Google が実施しているすべての対策を概説しました。これには、Google のインフラストラクチャとプロセスの定期的な障害復旧テスト(DiRT)、複数の SRE カバレッジ エリア、コンピューティング ハードウェアとストレージ ハードウェアの容量のモニタリングと予約、サポートチーム向けのリモート アクセスとバックアップの緊急時対応策、最前線にいるお客様向けの優先サポート体制、既存のお客様向けのプレミアム版 Hangouts Meet の無料利用などがあります。

6. コード記述なしの AppSheet でシチズン アプリ デベロッパーを支援

Google は、AppSheet の買収を発表しました。AppSheet は、コーディングなしでアプリケーションを開発できる優れたプラットフォームで、さまざまな業種の多数の企業に利用されています。このたびの買収により、専門的なコーディング スキルがない企業でも、素早く簡単にアプリケーションの作成と拡張ができるプラットフォームを何百万人ものシチズン デベロッパーに提供できるようになります。従業員は、Google スプレッドシートやフォームだけでなく、Android や Google マップ、Google アナリティクスなどの高度な Google テクノロジーも活用して、より充実したアプリケーションを大規模に開発できるようになります。さらに、AppSheet のお客様は、Salesforce、Dropbox、AWS DynamoDB、MySQL など、クラウドでホストされる多数のデータソースと引き続き統合が可能です。

7. API のエキスパートによって設計の複雑な決定事項が容易に

ほとんどのソフトウェア デベロッパーがご存じだと思いますが、API 設計には RPC と REST の 2 つの主要なモデルがあります。最新の API は、それらを同じ HTTP プロトコルにマッピングすることで実装されています。また、RPC API 設計では、RPC モデルの範囲から外れずに HTTP から 1 つまたは 2 つのアイデアを採用することが一般的です。これにより、API 設計者に提示されるオプションの範囲が広がりました。Google はこれらのモデルに着目し、HTTP を使用する API を作成する際に重要な個別のアプローチである gRPC、OpenAPI、REST に焦点を絞って、どちらのモデルを選択するかを判断するためのガイダンスを提供しました。

8. ネットワーキングの複雑で困難な問題を Google Cloud が解決

Google Cloud テクニカル ソリューション エンジニア(TSE)がお客様のサポートケースにどのように取り組んでいるか気になったことはありますか。もしそうなら、Google Cloud におけるミステリー小説とも言える DNS パケット欠落のケースをご覧ください。トラブルシューティングの過程でお客様と緊密に連携して収集した情報と、どのように方法を推論して解決に至ったかについて説明しています。この実例によって、お客様が今後 Google Cloud サポートにチケットを送信した際に想定される内容についてご理解いただけると思います。

9. Google Cloud Next ‘20: OnAir のデジタル ステージが開幕

最後になりますが、Google Cloud Next ‘20: On Air で行われた重要な発表についての最新情報をお伝えするため、アプリケーション開発人工知能と機械学習データベースデータ分析などのサービスに焦点を合わせて、週ごとに詳細な内容をご提供しました。すべての一覧については、ブログをご確認ください。

2020 年のまとめは以上です。2021 年も、お知らせや役立つアドバイス、導入事例などを提供してまいりますので、Google Cloud 公式ブログをよろしくお願いいたします。

Google Cloud メッセージングおよびコンテンツ担当ディレクター Natalie Lambert

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