この例では、HTML フォームを表示するアプリを作成します。ダイアログ ボックスに文字列を入力して [Add
] をクリックします。アプリは、このようにして文字列が入力された回数をカウントします。
アプリは次のことを行います。
- [
Add
] をクリックすると、フォームは HTTPPOST
リクエストを使用して、App Engine で実行されているアプリに文字列を送信します。アプリは受け取った文字列をタスクにバンドルしてデフォルトのキューに送信します。 - キューは、
/worker
という URL にマッピングされた組み込み済みのタスクハンドラにタスクを転送し、ハンドラは非同期でデータストアに文字列を書き込みます。 - HTTP
GET
リクエストを送信すると、入力した文字列のリストと、各文字列にAdd
を実行した回数(文字列を入力するか、プルダウン ボックスで文字列をクリックした回数)が表示されます。
このアプリを App Engine にデプロイするには、次の手順を実行します。
次のものを
queue.yaml
というファイルにコピーします。これにより、タスクの処理頻度がデフォルトの 1 秒あたり 5 件から 1 秒あたり 3 件に変更されます。queue: - name: default rate: 3/s
同じディレクトリで、次のコードを任意の名前のファイルにコピーします(ファイルの拡張子は
.go
にします)。これは、タスクハンドラを含むアプリケーションコードです。同じディレクトリで、
app.yaml
という名前のファイルに次の内容をコピーします。これにより、アプリケーションが App Engine 用に構成されます。App Engine アプリが準備された Google Cloud Platform プロジェクトがあり、そのプロジェクト用に
gcloud
コマンドを初期化し、構成していることを確認します。gcloud app deploy
コマンドを使用して App Engine にアプリをデプロイします。gcloud app browse
コマンドを使用して、アプリの動作を確認します。