アンチパターン: 遅いバックエンドを許可する

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バックエンドシステムは、API プロキシがアクセスするサービスを実行します。つまり、バックエンドシステムこそ、API と API 管理プロキシのレイヤが存在する根本的な理由です。

Apigee プラットフォーム経由でルーティングされる API リクエストは、バックエンドに到達する前に一般的なパスを通過します。

実際には、Apigee 経由でルーティングされる API リクエストのパフォーマンスは、Apigee とバックエンドシステムの両方によって決まります。このアンチパターンでは、パフォーマンスの悪いバックエンドシステムに起因する API リクエストへの影響に重点を置きます。

アンチパターン

バックエンドに問題がある場合を考えてみましょう。以下のような原因が考えられます。

これらのバックエンドシステム上のサービスを API 経由で公開する際の課題は、アクセスできるエンドユーザーが極めて多いことです。ビジネス上の観点からは歓迎されることですが、なんらかの対応が必要になります。

多くの場合、バックエンドシステムは、こうしたサービスに対する追加需要に対応していません。その結果、適切なサイズより小さくなることや、レスポンス効率化のための調整が機能しなくなることがあります。

バックエンドの「サイズが不適切」な場合、API リクエストが急増すると、バックエンドシステムの CPU、負荷、メモリなどのリソースに対する負担が大きくなります。これにより、最終的には API リクエストが失敗することもあります。

バックエンドを適切に調整できない場合、バックエンドに到達するリクエストへの応答がかなり遅くなります。これは、レイテンシの増加や早期のタイムアウト、カスタマーエクスペリエンスの低下につながります。

Apigee プラットフォームには、遅いバックエンドを回避し、管理できる調整可能なオプションが複数用意されています。ただし、これらのオプションには制限があります。