VMware Engine プロダクトの制限

このドキュメントでは、Google Cloud VMware Engine のプロダクトに関する制限事項について説明します。VMware Engine を使用する場合は、次の制限が適用されます。

  • Aria 機能: VMware Cloud Foundation(VCF)に含まれる Aria Suite Enterprise または Aria Operations for Networks(「Aria 機能」)を、VCF コアの管理にのみ使用できます。
  • iSCSI サポート: vSAN の「iSCSI サポート」機能は、仮想化されていない物理サーバーでのみ使用できます。
    • iSCSI のサポート機能は、共有ディスクを使用した Microsoft クラスタリングをサポートします。イニシエータは、仮想マシンまたは物理サーバーから行えます。
    • 仮想マシンのゲスト イニシエータの場合、これらの仮想マシンは次の場所に配置できます。
      1. この iSCSI サポート機能を提供するのと同じ vSAN クラスタ。または
      2. 外部 vSAN または vSphere クラスタ
    • iSCSI のサポートは、サーバーあたり最大 128 セッション、クラスタあたり最大 128 ターゲット、クラスタあたりの最大論理ユニット番号(LUN)数 1,024 に制限されています。iSCSI ターゲット サービスを使用する vSAN 拡張クラスタはサポートされていません。iSCSI ターゲット サービスを使用した Microsoft Windows Server フェイルオーバー クラスタリング(WSFC)用の RAW デバイス マッピング(RDM)は、vSAN で正式にはサポートされていません。
  • VMware ツール: 「VMware ツール」は、ゲスト オペレーティング システムにインストールできるユーティリティとドライバのスイートで、vSphere ハイパーバイザと組み合わせた仮想マシンでの実行時のゲスト オペレーティング システムのパフォーマンスと機能を向上させます。VMware ツールを他の(vSphere 以外の)ハイパーバイザと併用することはできません。仮想マシン内のゲスト オペレーティング システムに VMware ツールがインストールされている場合は、サードパーティに VMware ツールを配布できます。
  • API とサードパーティ アプリケーション(vDefend): vDefend ファイアウォールを使用する場合は、次の制限事項が適用されます。

    vDefend に含まれている API(サービス固有の規約で定義)は、vDefend を Google Cloud の管理、ネットワーク管理、課金システムと統合する場合にのみ使用できます。その他のサービス(プロトコル、トラフィック エンジニアリング、L4-L7、または vDefend 専用のサードパーティ アプリケーションなど)で API または vDefend の他の部分を使用するには、CA Inc. による書面での承認が必要で、かつお客様が追加料金を支払うものとします。