オブジェクト トラッキング

オブジェクト トラッキングでは、入力ビデオまたはビデオセグメントで検出された複数のオブジェクトを追跡し、検出されたエンティティに関連付けられたラベル(タグ)とフレーム内のエンティティの場所を返すことができます。

オブジェクト トラッキングはラベル検出とは異なります。ラベル検出ではフレーム全体(境界ボックスなし)に対するラベルが提供されるのに対し、オブジェクト トラッキングでは個々のオブジェクトが検出され、ラベルとともに各オブジェクトのフレーム内での位置を示す境界ボックスも提供されます。たとえば、交差点を通過する車両の動画では「車」、「トラック」、「自転車」、「タイア」、「ライト」、「窓」などのラベルが生成されます。各ラベルには、フレーム内でのエンティティの位置を示す一連の境界ボックスが含まれます。 各境界ボックスには時間セグメントも関連付けられており、動画の先頭からの時間を、時間オフセット(タイムスタンプ)として示します。アノテーションには追加のエンティティ情報も含まれます。たとえば、この中のエンティティ ID を使用すると、Google Knowledge Graph Search API でエンティティの詳細を確認できます。

オブジェクト トラッキング リクエストを行うには、annotate メソッドを呼び出し、features フィールドに OBJECT_TRACKING を指定します。

Video Intelligence API ビジュアライザをご覧いただき、この機能の動作をご確認ください。

例については、オブジェクト トラッキングショット変更の検出のチュートリアルをご覧ください。