Text-to-Speech には、米国と EU のリージョン API エンドポイントが用意されています。リージョン エンドポイントを使用する場合、保存データと使用中のデータは、ヨーロッパまたは米国の大陸境界内にとどまります。現地の規制要件に合わせてデータのロケーションを制御する必要がある場合は、エンドポイントの指定が重要となります。API の動作に対する機能面の変更はありません。
リージョン エンドポイントを使用する場合は、一致する us
または eu
のロケーションを parent
文字列に含める必要があります。合成リクエストの本文の構成については、Synthesize
のドキュメントをご覧ください。
プロトコル
リージョン エンドポイントを使用してテキスト読み上げ合成を実行するには、次の表の該当するコマンドを実行して、適切なエンドポイントを構成します。
マルチリージョン | エンドポイントのオーバーライド |
---|---|
EU | $ export CLOUD_TTS_ENDPOINT=https://eu-texttospeech.googleapis.com |
米国 | $ export CLOUD_TTS_ENDPOINT=https://us-texttospeech.googleapis.com |
Neural2 音声を使用できるのは、以下のエンドポイントに限られます。
シングル リージョン | エンドポイントのオーバーライド |
---|---|
US Central1 | $ export CLOUD_TTS_ENDPOINT=https://us-central1-texttospeech.googleapis.com |
次のコードサンプルは、すべてのデータを特定のリージョンに制限する synthesis request
を送信する方法を示しています。CLOUD_TTS_ENDPOINT 変数は、EU
または US
リージョン エンドポイントで置き換えることができます。PROJECT_ID は、実際のプロジェクト ID に置き換えます。
$ curl -H "Authorization: Bearer $(gcloud auth print-access-token)" \ -H "x-goog-user-project: PROJECT_ID" \ -H "Content-Type: application/json; charset=utf-8" \ --data "{ 'input':{ 'text':'Android is a mobile operating system developed by Google, based on the Linux kernel and designed primarily for touchscreen mobile devices such as smartphones and tablets.' }, 'voice':{ 'languageCode':'en-gb', 'name':'en-GB-Neural2-A', 'ssmlGender':'FEMALE' }, 'audioConfig':{ 'audioEncoding':'MP3' } }" $CLOUD_TTS_ENDPOINT/v1/text:synthesize > synthesize-text.txt
この例では、Google Cloud CLI を使用して、Google アカウントのアクセス トークンを作成します。gcloud CLI のインストール手順については、Text-to-Speech に対する認証を行うをご覧ください。