gcloud CLI がインストールされている場合は、ターミナルから Cloud Shell を操作し、サンドボックスやポータブルの開発環境として使用できます。これを使用すると、オペレーションを素早くテストすることや、選択した IDE を使用して Cloud Shell インスタンスに保存されたファイルをローカル デスクトップから編集することができるため、Cloud Shell リソースを利用する作業が便利になります。
gcloud cloud-shell
を使用する
現在の gcloud cloud-shell
コマンド グループは、次の機能を提供します。
gcloud cloud-shell ssh
を使用して Cloud Shell とのインタラクティブな SSH セッションを確立します。- ローカルマシンと Cloud Shell マシンとの間で scp を介してファイルをコピーします。
- sshfs を使用して、Cloud Shell ディレクトリをローカル ファイル システムにマウントします。
詳しくは、gcloud cloud-shell
のリファレンス ドキュメントをご覧ください。
ワークフローの例
gcloud cloud-shell
の機能を説明するために、これらのコマンドを実際に使用する方法の例を次に示します。
SSH セッションを開始します。
gcloud cloud-shell ssh
Cloud Shell からローカルマシンにファイル
data.txt
をコピーします。gcloud cloud-shell scp cloudshell:~/data.txt localhost:~data.txt
Mac または Linux を使用している場合は、sshfs をインストールした後で、Cloud Shell ホーム ディレクトリをローカル ファイル システムにマウントできます。
これにより、選択したローカルツールを使用して、Cloud Shell ホーム ディレクトリ内のファイルを編集できます。リモートでマウントされたファイル システムのすべてのデータは、永続ディスクに保存され、セッション間で保存されます。
gcloud cloud-shell get-mount-command ~/my-cloud-shell