このガイドでは、次の移行シナリオについて説明します。
- 組織間でのプロジェクトの移行。
- 関連する組織リソースなしで作成されたプロジェクトの組織リソースの階層への移行。
プロジェクトの親組織リソースに対する resourcemanager.organizations.get
権限がない場合、Google Cloud コンソールでプロジェクトが想定された実際の組織のもとで反映されていない可能性があります。これにより、プロジェクトがどの組織リソースにも関連付けられていないように見えます。
プロジェクトが組織リソースに関連付けられているかどうかを確認するには、次の操作を行います。
gcloud
次のコマンドを実行します。
gcloud projects describe PROJECT_ID
PROJECT_ID は、移行するプロジェクトの ID に置き換えます。
出力に親リソースが表示されない場合は、プロジェクトが組織リソースに関連付けられていないことを確認できます。
出力に親リソース(フォルダまたは組織リソース)が表示されている場合は、プロジェクトが組織リソースに関連付けられていることが確認されます。
プロジェクトの移行の詳細については、以下をご覧ください。
- 関連する組織なしで作成されたプロジェクトを移行する場合は、組織リソースのないプロジェクトを移行するをご覧ください。
- 組織から別の組織リソースにプロジェクトを移行する場合は、詳細なプロジェクトの移行チェックリストをご覧ください。
プロジェクト リソースは、Google Cloud 組織リソースでの基本レベルの構成エンティティです。プロジェクトは組織リソースの下に作成され、フォルダまたは組織リソース自体の下に配置でき、リソース階層を形成します。組織リソース間では、買収、規制要件、事業部門間の分離などにより、プロジェクトの移行が必要な場合があります。
Resource Manager API を使用して、組織リソース間でプロジェクトを移行できます。 また、Resource Manager API を使用すると、移行をロールバックし、プロジェクトをリソース階層内の元の場所に移行できます。
割り当ての影響
特定のリソースレベルで割り当てが定義されている場合、移行後に次の要素が適用されます。
- プロジェクト レベルで定義された割り当ては変更されません。
- 組織リソースレベルで定義された割り当ては転送されません。組織の継承された割り当ては失われます。
次のページを使用して、組織リソースに適用する割り当てを判断できます。
例
$ gcloud alpha services quota list --service=compute.googleapis.com --consumer=projects/workloadyee --filter="metric: compute.googleapis.com/cpus"
...
- defaultLimit: '600'
dimensions:
region: us-central1
effectiveLimit: '650'
...
次のステップ
プロジェクトの移行に関連するタスクについては、プロジェクトの移行チェックリストをご覧ください。