移行したワークロードをモニタリングする

移行されたワークロードのログと指標は、Google Cloud コンソールで表示できます。kubectl を使用して、コマンドラインからログを表示することもできます。

ワークロードを移行したコンテナに対して bash コマンドを実行できます。詳しくは、トラブルシューティングをご覧ください。

GKE コンソールで指標を表示する

GKE コンソールと Cloud Monitoring は、コンテナをモニタリングするためのツールセットを提供します。利用方法は次のとおりです。

  1. GKE ワークロードを開く
  2. モニタリングするワークロードの名前をクリックします。

ここから、すべての Pod でのパフォーマンスを集計したグラフなどといった、このワークロードの詳細を確認できます。

Cloud Logging でログを確認する

モニタリングを有効にすると、Cloud Monitoring ユーザー インターフェースでワークロード ログを表示できます。

Cloud Logging では、移行に関する次の項目のログを確認できます。

  • init により起動されたプロセスによって stdout に書き込まれたログ。
  • var/log/syslog の内容。
  • 必要に応じて、アプリケーション ログがファイル システムに書き込まれます。

Cloud Logging 内のシステムログは、Google Cloud コンソールで表示できます。手順は次のとおりです。

  1. GKE ワークロードを開く
  2. ワークロードを見つけて名前をクリックします。[デプロイの詳細] ページが表示されます。
  3. [ログ] というラベルの付いた行を見つけ、[コンテナログ] をクリックします。

これにより Cloud Logging が読み込まれ、このワークロードのログのみが表示されます。

Cloud Logging でのコンテナログ

kubectl でログを表示する

kubectl を使用すると、実行中のコンテナからログを取得できます。また、短期ストレージから長期ストレージへのエクスポートの進行状況をモニタリングすることもできます。

Pod のログを表示するには:

  1. kubectl get pods の出力から Pod の名前を見つけます。以下の例では、Pod の名前は suitecrm-app-0 です。

    kubectl get pods
NAME                       READY     STATUS    RESTARTS   AGE
csi-disk-controller-0   3/3       Running   4          4d
csi-disk-node-5t922     3/3       Running   3          4d
csi-disk-node-5tdcp     3/3       Running   3          4d
csi-disk-node-86c2t     3/3       Running   3          4d
csi-disk-node-8785n     3/3       Running   3          4d
suitecrm-app-0       1/1       Running   0          17h

  2. kubectl logs で Pod のログを表示します。

    kubectl logs [POD_NAME]
I0529 07:01:26.000000    12 hclog.py:48] [suitecrm-app-0] - Auto-detected template: centos
D0529 07:01:26.000000    12 hclog.py:42] [util] - SHELL OUTPUT: UNIT FILE                                     STATE
D0529 07:01:26.000000    12 hclog.py:42] [util] - SHELL OUTPUT: adservice.service                             enabled

Pod の直近のログが表示されます。

ロギングと Kubernetes の詳細については、Kubernetes Logging のドキュメントをご覧ください。

次のステップ