オンプレミス ストレージの移行

VM をクラウド内で実行(Compute Engine で実行)するよう指定すると、Migrate for Compute Engine のキャッシュ技術により、明示的な移行を行うことなく、必要に応じてストレージを予測してストリーミングします。移行元のプラットフォームとは別に、Compute Engine 上のストレージを使用して移行する VM を作成する準備ができると、ストレージを移行できます。

ストレージ全体の移行はいつでも開始できます。Compute Engine で VM を起動する前に開始することも可能です。

また、ストレージを移行することで、ソースイメージから別の VM も起動できるようになります。たとえば、冗長性やネットワーク パフォーマンスを向上させるために VM を追加できます。

元のストレージ ポリシーが write-back に設定されている場合、Migrate for Compute Engine のレプリカ VM に、オンプレミスへ書き戻しさせることができます。

移行の所要時間は、データ量と使用可能な帯域幅によって異なります。

オンプレミスのソース VM ストレージをクラウドに移行する

  1. vSphere Web Client で、目的の VM を選択します。
  2. VM がオンプレミスで稼働中の場合は、Migration Wizard の実行の手順を行います。

    この時点では、次のいずれかを行えます。

    • VM を右クリックして、[Migrate for Google Compute Engine Operations] > [ストレージ移行の開始] を選択します。
    • [サマリー] タブをクリックし、[クラウド インスタンス情報] パネルを開きます。[ストレージの移行] の行で、緑色の矢印をクリックして [VM ストレージをクラウドに移行する] を選択します。この画面から移行を一時停止することもできます。

ストレージの移行が完了すると、VM に完全にキャッシュされましたと表示されます。この状態では、すべての VM のディスクは Cloud Storage バケットに格納され、Cloud Extension(CE)からアクセスできます。

移行スループット グラフを表示する

vSphere vCenter で、Cloud Extension をホストするデータセンターを選択します。

[モニタリング] タブで、[Migrate for Google Compute Engine サービス] タブを選択し、特定の Cloud Extension とグラフを表示する期間を選択します。