この機能は、Linux VM でのみサポートされています。
Migrate for Compute Engine では、最大 32 のアドレスまたは最大 27 の CIDR 範囲の IP アドレス範囲がサポートされます。Google Cloud でサポートされるのは、次のリストから選択された単一の CIDR マスクで構成される IP アドレス範囲に限られます。
- xxxx/32 - 単一の IP アドレス
- xxxx/31 - 2 つのアドレス
- xxxx/30 - 4 つのアドレス
- xxxx/29 - 8 つのアドレス
- xxxx/28 - 16 のアドレス
- xxxx/27 - 32 のアドレス
CIDR 範囲は、そのサブネットの範囲に属している必要があります。選択した範囲は、Virtual Private Cloud ネットワーク上の他のリソースによって、まったく使用されていない範囲である必要があります。詳細については、エイリアス IP のドキュメントをご覧ください。
複数の IP サポートの有効化
複数の IP サポートを有効にするには、プロジェクト メタデータまたはインスタンス メタデータで、apply-alias-ip-ranges
キーを true
に設定します。インスタンス メタデータの変更は、プロジェクト メタデータの変更より優先されます。
複数の IP サポートを有効にして VM を再起動すると、インスタンスの Migrate for Compute Engine パッケージが、エイリアス IP 範囲に割り当てられた複数の IP アドレスを構成します。
サポートを有効にしたら、インスタンスまたはプロジェクト レベルで追加のエイリアス IP も構成する必要があります。
オプション 1: インスタンスにエイリアス IP 範囲を追加する(推奨)
- Google Cloud Platform Console の [VM インスタンス] ページに移動します。
- インスタンスを選択します。
- [VM インスタンスの詳細] ページで、[編集] をクリックします。
- [ネットワーク インターフェース] セクションまで下方向にスクロールします。
- [エイリアス IP 範囲を表示] をクリックします。
- サブネット範囲 を入力してください。
- エイリアス IP 範囲を CIDR 表記で入力します。この範囲は、プライマリの範囲の未使用部分である必要があります。
- この VM に IP 範囲を追加する場合は、[IP 範囲を追加] ボタンをクリックします。
- [完了] をクリックします。
- [保存] をクリックします。
- コンソールの上部バーにある [リセット] をクリックして VM を再起動します。
オプション 2: プロジェクトのメタデータを変更する
- Google Cloud Platform Console でプロジェクトを選択し、[メタデータ] 画面を選択します。
apply-alias-ip-ranges
キーをtrue
に設定します。
Migrate for Compute Engine では、複数の IP アドレスでの接続を受け入れるようにゲスト VM を構成します。単一インスタンス オプションと同様に、IP アドレスまたは IP 範囲は、インスタンスのメタデータで設定されます。