ノードプールを作成
このページでは、ノードプールの作成方法について説明します。
始める前に
このページは、クラスタ オートスケーラーについて熟知していることを前提としています。詳細については、クラスタ オートスケーラーをご覧ください。
ネットワーク セキュリティ グループのカスタマイズ
ノードプールのネットワーク セキュリティ グループ(NSG)をカスタマイズするには、ネットワーク セキュリティ グループをご覧ください。
ノードプールを作成
ノードプールの作成にあたり、次のものが必要です。
- azコマンドライン ツールを使用して Azure サブネット ID を取得する権限。
- クラスタの SSH 公開鍵へのアクセス権。
ノードプールを作成するには、次のコマンドを実行します。
- Azure VNet サブネット ID と SSH 公開鍵を環境変数に保存します。 - SUBNET_ID=$(az network vnet subnet show \ --resource-group=VNET_RESOURCE_GROUP_NAME --vnet-name=VNET_NAME \ --name default --query "id" -otsv) SSH_PUBLIC_KEY=$(cat KEY_PATH.pub)- 次のように置き換えます。 - VNET_RESOURCE_GROUP_NAME: VNet を保持するリソース グループ名
- VNET_NAME: VNet の名前
- KEY_PATH: 鍵ペアのパス
 
- Google Cloud CLI を使用してノードプールを作成します。 - gcloud container azure node-pools create NODE_POOL_NAME \ --cluster CLUSTER_NAME \ --location GOOGLE_CLOUD_LOCATION \ --node-version 1.32.4-gke.200 \ --vm-size VM_SIZE \ --max-pods-per-node 110 \ --min-nodes MIN_NODES \ --max-nodes MAX_NODES \ --ssh-public-key "${SSH_PUBLIC_KEY}" \ --subnet-id "${SUBNET_ID}"- 次のように置き換えます。 - NODE_POOL_NAME: ノードプールの一意の名前(- node-pool-1など)
- CLUSTER_NAME: GKE on Azure クラスタの名前
- GOOGLE_CLOUD_LOCATION: クラスタを管理する Google Cloud ロケーション
- VM_SIZE: サポートされている Azure VM サイズ
- MIN_NODES: ノードプール内の最小ノード数。詳細については、クラスタ オートスケーラーをご覧ください。
- MAX_NODES: ノードプール内の最大ノード数
 
- ノードプールのステータスを確認します。 - gcloud container azure node-pools describe NODE_POOL_NAME \ --cluster CLUSTER_NAME \ --location GOOGLE_CLOUD_LOCATION- 次のように置き換えます。 - NODE_POOL_NAME: ノードプールの一意の名前(- node-pool-1など)
- CLUSTER_NAME: GKE on Azure クラスタの名前
- GOOGLE_CLOUD_LOCATION: クラスタを管理する Google Cloud ロケーション
 - 出力には、ノードプールのステータス( - PROVISIONINGや- RUNNINGかどうか、など)が含まれます。
特定のゾーンでノードプールを作成する
特定の Azure アベイラビリティ ゾーンにノードプールを作成するには、ノードプールの作成時に --azure-availability-zone フラグを Google Cloud CLI に渡します。
Google Cloud CLI を使用して特定の Azure アベイラビリティ ゾーンにノードプールを作成するには、次のコマンドを実行します。
gcloud container azure node-pools create NODE_POOL_NAME \
    --cluster CLUSTER_NAME \
    --location GOOGLE_CLOUD_LOCATION \
    --node-version 1.32.4-gke.200 \
    --vm-size VM_SIZE \
    --max-pods-per-node 110 \
    --min-nodes MIN_NODES \
    --max-nodes MAX_NODES \
    --azure-availability-zone AZURE_ZONE \
    --ssh-public-key "${SSH_PUBLIC_KEY}" \
    --subnet-id "${SUBNET_ID}"
次のように置き換えます。
- NODE_POOL_NAME: ノードプールの一意の名前(- node-pool-1など)
- CLUSTER_NAME: クラスタの名前
- GOOGLE_CLOUD_LOCATION: クラスタを管理する Google Cloud ロケーション
- VM_SIZE: サポートされている Azure VM サイズ
- MIN_NODES: ノードプール内の最小ノード数。詳細については、クラスタ オートスケーラーをご覧ください。
- MAX_NODES: ノードプール内の最大ノード数
- AZURE_ZONE: GKE on Azure がノードプールを起動する Azure アベイラビリティ ゾーン(例:- 3)
次のステップ
- クラスタのステータスを表示する。
- クイックスタートを試して、GKE on Azure で最初のワークロードを起動する。
- クラスタ オートスケーラーについて学習する。