確約利用割引


このページでは、Kubernetes Engine(Autopilot モード)の確約利用割引の仕組みについて説明します。

Kubernetes Engine(Autopilot モード)の確約利用割引とは

Kubernetes Engine(Autopilot モード)の確約利用割引(CUD)は、特定のリージョンでの 1 年間または 3 年間にわたる Autopilot ワークロードのご利用を確約していただくことで適用される大幅な料金の割引です。

Kubernetes Engine(Autopilot モード)の確約利用割引は、必要なリソース量が予測可能な GKE Autopilot で実行されるワークロードに最適です。1 年間または 3 年間、特定の使用量を確約していただき、ご利用料金はオンデマンド料金の 1 時間あたりの料金に基づいて米ドルで計算されます。その引き換えに、確約した範囲に当てはまる使用量に対して割引料金が適用されます。確約利用割引は、どの Cloud 請求先アカウントからでも購入できます。割引は、その Cloud 請求先アカウントによって支払われたプロジェクトで、対象となる使用量に適用されます。超過分は、オンデマンド料金で請求されます。Kubernetes Engine(Autopilot モード)の確約利用割引を購入すると、該当する使用量の料金が変更されても、確約期間中は同じコミットメント料金を支払います。料金が変更された場合でも、該当する使用量には同じ割引率が適用されます。コミットメント料金は月単位で請求されます。

請求の詳細については、費用ベースの確約利用割引の効果を分析するをご覧ください。

Kubernetes Engine(Autopilot モード)の確約利用割引の適用対象となる使用量

確約利用割引は、リージョン内の GKE Autopilot Pod の使用量の合計に自動的に適用されるため、手動で変更や更新を行うことなく、予測可能な低料金での利用が可能になります。この柔軟性により作業時間が節約され、コミットメント全体で高い使用率を実現することで費用を節約できます。

Kubernetes Engine(Autopilot モード)の確約利用割引は、確約したリージョンのすべての Autopilot Pod ワークロード CPU、メモリ、一時ストレージの使用量に適用されます。クラスタの管理手数料Spot Podプレビュー版)、GKE Standard モードのコンピューティング ノードには Kubernetes Engine(Autopilot モード)の確約利用割引は適用されません。GKE Standard モードのコンピューティング ノードでは、Compute Engine の確約利用割引料金を使用できます。

料金

Kubernetes Engine(Autopilot モード)の確約利用割引では、1 年間のコミットメントの場合はオンデマンド料金に対して 20% の割引、3 年間のコミットメントの場合はオンデマンド料金に対して 45% の割引が適用されます。この割引率はすべてのリージョンで同一です。

料金の詳細については、確約利用割引の料金をご覧ください。

Kubernetes Engine(Autopilot モード)の確約利用割引の購入

Kubernetes Engine(Autopilot モード)の費用ベースの確約利用割引は Google Cloud Console で購入できます。コミットメントは、購入した時点から 1 時間以内に有効になります。割引は対象となる使用量に適用されます。

詳しい手順については、費用ベースのコミットメントの購入をご覧ください。

一度購入した確約利用割引をキャンセルすることはできません。詳細については、コミットメントのキャンセルをご覧ください。

使用例

留意する必要がある重要なポイント:

  • Kubernetes Engine(Autopilot モード)の確約利用割引は、Autopilot Pod の CPU、メモリ、一時ストレージに適用されます。
  • Kubernetes Engine(Autopilot モード)の確約利用割引は、クラスタ管理料金または GKE Standard モードのコンピューティング ノードには適用されません
  • Kubernetes Engine(Autopilot モード)の確約利用割引は、特定のリージョン内のすべての Autopilot ワークロードに適用されます。
  • Kubernetes Engine(Autopilot モード)の確約利用割引は、1 時間のオンデマンド コミットメントあたりの料金(米ドル)で測定されます。

1 時間あたりのオンデマンド コミットメントの計算方法

GKE Autopilot Pod vCPU と Pod メモリの 1 時間あたりの基準となる料金は、確約利用割引を適用するリージョン内のすべての GKE Autopilot クラスタで計算します。この上限を超えると、通常のオンデマンド料金で請求されます。

次に例を示します。

  • 2 つの異なるリージョンで、それぞれ合計 97.5 個の Pod vCPU と 121 GB の Pod メモリを実行しているとします。Autopilot クラスタはリージョン us-central1(アイオワ)と asia-southeast1(シンガポール)に配置されており、1 年間の確約利用割引を購入する場合。

料金表から、1 リージョンごとに、1 時間あたりのコミットメントの合計コストを計算できます。

  • アイオワ

    • 97.5 × $0.0445(1 vCPU、1 時間あたり) = ~$4.339(1 時間あたり)
    • 121 × $0.0049225(1 GB、1 時間あたり) = ~$0.596(1 時間あたり)
    • 確約利用の 1 時間あたりの料金では、合計 $4.935(1 時間あたり)
  • シンガポール

    • 97.5 × $0.0549(1 vCPU、1 時間あたり) = ~$5.353(1 時間あたり)
    • 121 × $0.0060729(1 GB、1 時間あたり) = ~$0.735(1 時間あたり)
    • 確約利用の 1 時間あたりの料金では、合計 $6.088(1 時間あたり)

毎月の費用の計算(1 か月あたり 720 時間とする):

  • アイオワ
    • オンデマンド料金 = $4.935(1 時間あたり) × 720 時間 = $3,553.20(1 か月あたり)
    • 1 年間の CUD 割引(20%)適用後 = $2,842.56(1 か月あたり)
    • 月額 $710.64 の節約になります。
  • シンガポール
    • オンデマンド料金 = $6.088(1 時間あたり) × 720 時間 = $4,383.36(1 か月あたり)
    • 1 年間の CUD 割引(20%)適用後 = $3,506.69(1 か月あたり)
    • 月額 $876.67 の節約になります。

コミットメントを設定すると、実際の vCPU 数または RAM 数を停止またはスケールダウンした月でも、同額の料金が請求されます。

購入時の推奨事項

確約利用割引を購入するかどうかを決める際は、次の点を考慮してください。

  • リージョン: 確約利用割引はリージョン単位で購入します。複数のリージョンで実行している場合は、各リージョンで確約利用割引を個別に計算しご購入ください。
  • プロジェクト: プロジェクトごとに一定の基準で GKE Autopilot Pod vCPU、メモリ / ストレージの使用率を確認します。通常、本番環境の負荷は時間の 100% 実行されますが、開発環境やステージング環境では、より断続的に実行される可能性があります。