コネクタをモニタリングする

Integration Connectors は、Cloud Monitoring と統合されています。つまり、すべての Integration Connectors の指標と使用状況データが自動的に Cloud Monitoring で使用可能になります。Integration Connectors サービスから送信される指標の種類については、Integration Connectors の指標をご覧ください。

Integration Connectors の指標とデータを可視化するには、次の Cloud Monitoring ツールを使用します。

準備

Cloud Monitoring を使用する前に、Cloud Monitoring API を有効にします。

Cloud Monitoring API を有効にする

カスタム ダッシュボードを使用して指標にアクセスする

Google Cloud プロジェクトで Integration Connectors リソース用のカスタム モニタリング ダッシュボードを作成する手順は次のとおりです。

  1. Google Cloud コンソールで、[Cloud Monitoring] > [ダッシュボードの概要] ページに移動します。

    [ダッシュボードの概要] ページに移動

  2. [CREATE DASHBOARD] をクリックします。
  3. 必要に応じて、ダッシュボードの名前を変更します。
  4. キャンバスでグラフをクリックするか、ドラッグ&ドロップします。
  5. グラフの構成プロパティで次の操作を行います。
    1. [リソースと指標] メニューを開いて、[Active resource] として [Connectors] を選択します。
    2. 可視化する目的の指標を選択します。
    3. [Apply](適用)をクリックします。
  6. 必要に応じて、ダッシュボードにグラフを追加します。

カスタム ダッシュボードの詳細については、カスタム ダッシュボードを作成して管理するをご覧ください。

Metrics Explorer を使用して指標にアクセスする

Cloud Monitoring の Metrics Explorer は、Google Cloud プロジェクトで使用可能なリソース指標を可視化する一時的な指標グラフを作成できます。必要に応じて、指標グラフを作成したら、カスタム モニタリング ダッシュボードに保存することもできます。

Integration Connectors リソースの指標を使用してグラフを作成するには、次のようにします。

  1. Google Cloud コンソールで、[Cloud Monitoring] > [Metrics Explorer] ページに移動します。

    [Metrics Explorer] ページに移動

  2. [指標を選択] ペインで、[指標] メニューを展開し、[アクティブ リソース] として [コネクタ] を選択します。
  3. 可視化する目的の指標を選択します。
  4. [適用] をクリックします。

また、フィルタの選択、指標ラベルによるグループ化、集計の実行、Metrics Explorer を使用したグラフ表示オプションの選択もできます。詳細については、Metrics Explorer でグラフを作成するをご覧ください。

MQL を使用してモニタリングする

MQL(Monitoring Query Language)を使用すると、さまざまな指標に基づいてカスタム モニタリング ダッシュボードを作成できます。MQL クエリを使用すると、コネクタ プロバイダやコネクタ バージョンなどの指標に基づいて接続データを集計できます。クエリエディタを使用して MQL クエリを作成できます。

次の例は、MQL クエリを使用して接続データを収集する方法を示しています。

例 - リクエスト数をモニタリングする

次の MQL クエリは、アクティブな接続のリクエスト数データを取得して集計する方法を示しています。

fetch connectors.googleapis.com/Connection |
{ metric 'connectors.googleapis.com/connection/state' | filter value.state > 0 | align delta(1m);
metric 'connectors.googleapis.com/connection/request_count'}
| join
| group_by 1m, [value_request_count_aggregate: aggregate(value.request_count)]
| every 1m
| group_by [resource.location, resource.connection, metric.connector, metric.provider],
    [value_request_count_aggregate_aggregate:
       aggregate(value_request_count_aggregate)]

例 - アクティブ ノードをモニタリングする

次の MQL クエリは、すべての接続のアクティブ ノード数データを取得して集計する方法を示しています。

fetch connectors.googleapis.com/Connection |
{ metric 'connectors.googleapis.com/connection/state' | filter value.state > 0 | align delta(1m);
metric 'connectors.googleapis.com/connection/nodes'}
| join
| group_by 1m, [value_nodes_aggregate: aggregate(value.nodes)]
| every 1m
| group_by [resource.location, resource.connection, metric.connector, metric.provider],
    [value_nodes_aggregate_aggregate:
       aggregate(value_nodes_aggregate)]

例 - 一定期間にわたる接続ステータスのモニタリング

次の MQL クエリは、すべての接続の一定期間にわたるステータス傾向を取得する方法を示しています。

fetch connectors.googleapis.com/Connection
| metric 'connectors.googleapis.com/connection/connection_status'
| filter value.connection_status
| align next_older(10m)
| every 10m
| group_by [metric.status, resource.connection],
    [value_connection_status_count_true: count_true(value.connection_status)]
| align next_older(10m)
| every 10m

現在の接続ステータスを確認するには、MQL ではなく Google Cloud コンソールの Metrics Explorer を使用します。

次のステップ

Cloud Monitoring と統合されているさまざまな Google Cloud サービスとサードパーティ アプリケーション(Google Cloud プロジェクトに適用可能)を表示、管理する方法について説明します。詳細については、Cloud Monitoring で統合を管理するをご覧ください。