地域

Google Cloud では、ゾーンに分割されたリージョンを使用して、物理的なコンピューティング リソースの地理的なロケーションを定義します。

主な概念

データセットの作成時に、Cloud Healthcare API データを保存するロケーションを指定します。データセットを作成した後で、そのロケーションを変更することはできません。データセット内のデータは選択したロケーションに保存されます。

ロケーションはデータセットの ID に関連付けられ、データセットのリソース名に永続的に組み込まれます。 データセット内のすべてのデータストアは、データセットと同じリージョンに割り当てられます。

ロケーションには、2 つの種類があります。

  • リージョンのロケーションは、東京などの特定の地理的な場所となります。詳細については、地域とリージョン ページのリージョン リソースをご覧ください。

  • マルチリージョンのロケーションは、米国などの、2 つ以上のリージョン ロケーションを含む広い地理的なエリアとなります。詳細については、地域とリージョン ページのマルチリージョン リソースをご覧ください。

利用可能なリージョン

Cloud Healthcare API は、Google Cloud のロケーションに関する全リストのサブセットに対応しています。

Cloud Healthcare API は、次のリージョンで利用できます。

リージョンのロケーション

リージョン名 リージョンの説明
北米
us-central1 アイオワ、米国
us-west2 ロサンゼルス(米国)
northamerica-northeast1 モントリオール(カナダ)
南アメリカ
southamerica-east1 サンパウロ、ブラジル
ヨーロッパ
europe-west2 ロンドン(イギリス)
europe-west4 オランダ
アジア
asia-east2 香港
asia-southeast1 シンガポール
asia-northeast1 東京(日本)
オーストラリア
australia-southeast1 シドニー

マルチリージョンのロケーション

マルチリージョン名 マルチリージョンの説明
us 米国内のデータセンター

ロケーションに関する留意事項

データのロケーションを選択するときは、次のような要素を考慮することをおすすめします。

  • データの保存先に関する規制要件
  • レイテンシ
  • 復元性
  • 料金
  • 他の Google Cloud サービスとのコロケーション

たとえば、Google はマルチリージョン ロケーションを管理し、リージョン内、リージョン間でのサービスの冗長化と分散に配慮しています。これらのサービスでは、可用性、性能、リソースの効率性が最適化されます。しかしその結果、レイテンシか整合性モデルのいずれかをトレードオフする必要があります。

データのロケーションを選択する際は、次のことを検討してください。

  • データセットと外部データソースを同じロケーションに配置する。

  • データのインポート時に Cloud Storage バケットとデータセットを同じロケーションに配置する

  • データのエクスポート時に、Cloud Storage バケットと BigQuery データセットを使用してデータセットを複製する

ロケーション間での Cloud Healthcare API データの移動

データセットの作成後にロケーションを変更することはできません。また、データセットをあるロケーションから別のロケーションに移動させることもできません。ある場所から別の場所にデータを移動する必要がある場合は、次のいずれかの手順に従います。

FHIR データ

  1. FHIR ストアからデータをリージョンまたはマルチ リージョンの Cloud Storage バケットにエクスポートします。データをエクスポートすると、この操作では各リソースの現在のバージョンのみがエクスポートされます。この操作はバージョン履歴をエクスポートしません。バージョン履歴を一括でエクスポートする操作はありません。

    FHIR データを Cloud Storage にエクスポートすると、料金が発生します。また、エクスポートしたデータを Cloud Storage に保存する場合も、料金が発生します。

  2. Cloud Storage バケットにデータを転送した後、新しいロケーションに新しいデータセットを作成します。新しいデータセットに、データを保存するために必要な FHIR ストアを作成します。次に、Cloud Storage から新しい FHIR ストアにデータをインポートします。

DICOM データ

  1. DICOM ストアからデータをリージョンまたはマルチ リージョンの Cloud Storage バケットにエクスポートします。

    DICOM データを Cloud Storage にエクスポートすると、料金が発生します。また、エクスポートしたデータを Cloud Storage に保存する場合も、料金が発生します。

  2. Cloud Storage バケットにデータを転送した後、新しいロケーションに新しいデータセットを作成します。新しいデータセットに、データを保存するために必要な DICOM ストアを作成します。次に、Cloud Storage から新しい DICOM ストアにデータをインポートします。

HL7v2 データ

FHIR や DICOM とは異なり、HL7v2 データで使用できるインポートおよびエクスポートの操作はありません。代わりに、HL7v2 メッセージのコンテンツを取得し、新しいデータセットのロケーションにある新しい HL7v2 ストアに、そのコンテンツを書き込むことをおすすめします。手順は次のとおりです。

  1. HL7v2 ストア内の HL7v2 メッセージのコンテンツをファイルに書き込みます。
  2. 新しいロケーションに新しいデータセットを作成します。新しいデータセットに、データを保存するために必要な HL7v2 ストアを作成します。次に、保存したファイルからメッセージを作成し、新しい HL7v2 ストアに保存します。