Python で Cloud Run functions の HTTP 関数を作成してデプロイする
このガイドでは、Python ランタイムを使用して Cloud Run functions を記述するプロセスを説明します。Cloud Run functions には次の 2 つのタイプがあります。
- HTTP 関数。標準的な HTTP リクエストから呼び出します。
- イベント ドリブン関数。Pub/Sub トピックのメッセージや Cloud Storage バケットの変更など、Cloud インフラストラクチャのイベントを処理するために使用します。
詳しくは、HTTP 関数の作成とイベント ドリブン関数の作成をご覧ください。
始める前に
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In the Google Cloud console, on the project selector page, select or create a Google Cloud project.
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Make sure that billing is enabled for your Google Cloud project.
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Enable the Cloud Functions, Cloud Build, Artifact Registry, Cloud Run, and Cloud Logging APIs.
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- gcloud CLI をインストールして初期化します。
- 次のコマンドを使用して、
gcloud
コンポーネントを更新してインストールします。gcloud components update
-
開発環境を準備します。
関数を作成する
関数コードで使用するため、ローカル システムにディレクトリを作成します。
Linux / Mac OS X
mkdir ~/helloworld cd ~/helloworld
Windows
mkdir %HOMEPATH%\helloworld cd %HOMEPATH%\helloworld
helloworld
ディレクトリに、次の内容のmain.py
ファイルを作成します。このサンプル関数は、HTTP リクエストで指定された名前を使用して挨拶を返します。名前が指定されていない場合は、「Hello World!」と返します。
依存関係を指定する
Python における依存関係は pip で管理され、requirements.txt
というメタデータ ファイルで表現されます。このファイルは、関数のコードを含む main.py
ファイルと同じディレクトリに置く必要があります。
helloworld
ディレクトリに、次の内容のrequirements.txt
ファイルを作成します。# An example requirements file. If your function has other dependencies, # add them below functions-framework==3.*
ローカルで関数をビルドしてテストする
関数をデプロイする前にローカルでビルドしてテストするには:
Python 用のパッケージ インストーラ(
pip
)を実行して、パッケージの依存関係をインストールします。pip3 install -r requirements.txt PATH=$PATH:~/.local/bin
Functions Framework を使用して関数をローカルで実行します。
functions-framework-python --target hello_http
ブラウザで
http://localhost:8080
にアクセスするか、別のウィンドウからcurl localhost:8080
を実行して、関数をテストします。詳細については、ローカル関数にリクエストを送信するをご覧ください。
関数をデプロイする
関数をデプロイするには、helloworld
ディレクトリで次のコマンドを実行します。
gcloud functions deploy python-http-function \
--gen2 \
--runtime=python312 \
--region=REGION \
--source=. \
--entry-point=hello_http \
--trigger-http \
--allow-unauthenticated
REGION は、関数をデプロイする Google Cloud リージョンの名前に置き換えます(us-west1
など)。
オプションの --allow-unauthenticated
フラグを使用すると、認証なしで関数にアクセスできます。
デプロイした関数をテストする
関数がデプロイされたら、
gcloud functions deploy
コマンドの出力でuri
プロパティをメモするか、次のコマンドを使用して取得します。gcloud functions describe python-http-function \ --region=REGION
REGION は、関数をデプロイした Google Cloud リージョンの名前に置き換えます(
us-west1
など)。ブラウザで、この URL にアクセスします。関数から「Hello World!」というメッセージが返されます。
関数のログを表示する
コマンドライン ツールを使用してログを表示する
関数のログは、Cloud Logging UI または Google Cloud CLI で確認できます。
gcloud CLI を使用して関数のログを表示するには、logs read
コマンドを使用します。
gcloud functions logs read \
--gen2 \
--limit=10 \
--region=REGION \
python-http-function
REGION は、関数をデプロイした Google Cloud リージョンの名前に置き換えます(us-west1
など)。
出力は次のようになります。
LEVEL: I
NAME: hello-http
TIME_UTC: 2023-06-01 19:33:42.991
LOG: Default STARTUP TCP probe succeeded after 1 attempt for container "hello__http-1" on port 8080.
LEVEL: I
NAME: hello-http
TIME_UTC: 2023-06-01 19:33:41.933
LOG:
LEVEL: I
NAME: hello-http
TIME_UTC: 2023-06-01 19:33:26.475
LOG: Default STARTUP TCP probe succeeded after 1 attempt for container "hello__http-1" on port 8080.
ロギング ダッシュボードでログを表示する
ロギング ダッシュボードで関数のログを表示するには、Cloud Run functions の概要ページを開き、リストから関数の名前をクリックして、[ログ] タブをクリックします。