Google Cloud の Buildpack サポート ポリシー

Google Cloud の Buildpack は、それぞれのコミュニティで管理されているオープンソース コンポーネントを使用しています。Google Cloud の Buildpack は、アプリケーションまたは関数のビルドと実行に必要なコンポーネントを含むビルダーを公開します。各ビルダーは特定のオペレーティング システム(OS)ディストリビューションに関連付けられており、サポート対象のコンポーネントと言語ランタイムについて独自の要件があります。

Google では、一般提供(GA)の期間中、ビルダーのサポートを提供します。通常、新しいビルダーは Ubuntu LTS リリースの後に提供され、Google Cloud の Buildpack のリリースノートで発表されます。

一般提供のサポート期間中:

  • セキュリティとバグの修正のため、ビルダー コンポーネント(OS パッケージ、ライブラリ、言語ランタイムなど)は定期的に更新されます。
  • 安定性を維持するため、Google Cloud の Buildpack は、互換性を破る機能や変更をビルダーに実装しないように努めています。互換性を破る変更を行う場合には、Google Cloud の Buildpack のリリースノートで事前にお知らせします。

Ubuntu のサポート終了などでビルダーの OS ディストリビューションが積極的にメンテナンスされなくなると、Google Cloud の Buildpack ビルダーはサポートを終了し、最終的に廃止される可能性があります。

これには、サポート終了日の公開、サポート終了への移行期間、終了日という 3 つの段階があります。下記の日付は、サポート終了への移行期間の開始日と廃止日を示しています。

通常、サポート終了への移行期間中はビルダーを使用して新しいアプリケーションを作成したり、既存のアプリケーションを更新したりできます。この期間を利用して、サポート終了のビルダーを使用しているアプリや関数を最新のビルダーに移行してください。

ビルダー イメージはレジストリで引き続き使用できますが、<builder-version>-sunset タグ(v1-sunset など)が追加されます。廃止されるビルダーを使用してビルドされたコンテナ イメージは、引き続きレジストリに存在します。保存されている場所からデプロイし、通常どおり実行できます。

Google は、Google Cloud サービスの利用規約に従い、ビルダーのサポート スケジュールまたはライフサイクルを変更することがあります。

サポート スケジュール

次のリストには、現在サポートされている Google Cloud の Buildpack ビルダーと、サポートを終了して廃止されたビルダーが含まれています。

タグ 場所 オペレーティング システム 非推奨 廃止
google-22,latest gcr.io/buildpacks/builder:google-22 Ubuntu 22 2027 年 4 月 2028 年 4 月
v1 gcr.io/buildpacks/builder:v1 Ubuntu 18 2024 年 12 月 2025 年 4 月

latest タグは、使用可能な最新のビルダー バージョンを表します。

主要コンポーネントの安定性と可用性に応じて日程が延期される可能性があります。このページで最新の情報をご確認ください。

言語とビルダー

Google Cloud の Buildpack で提供されるビルダーでサポートされるオペレーティング システム パッケージと言語ランタイム バージョンは、ビルダーによって異なります。詳細については、各ビルダーでサポートされている言語のリストをご覧ください。

言語ランタイムには、それぞれのコミュニティから提供される独自のサポートとメンテナンスのスケジュールがあります。このため、次のことに注意してください。

  • ビルダーで使用可能な言語バージョンがコミュニティでサポートされていない場合があります。できるだけ早く、より新しく、アクティブにサポートされている言語のバージョンに更新することをおすすめします。
  • ビルダーの基盤となる OS がサポートされていない場合でも、使用する言語のバージョンが積極的にメンテナンスされている場合があります。その場合は、OS コミュニティで積極的にメンテナンスされている最新のビルダー バージョンにアップデートすることをおすすめします。