オペレーティング システムの詳細の表示

OS インベントリ管理を使用すると、VM インスタンスのオペレーティング システムの詳細を収集して表示できます。これらの詳細には、ホスト名、オペレーティング システム、カーネル バージョン、インストール パッケージ、オペレーティング システムで利用可能なパッケージ アップデートなど、オペレーティング システム情報が含まれます。OS インベントリ管理を使用する一般的なシナリオについては、OS インベントリ管理を使用するタイミングをご覧ください。

OS インベントリ管理を使用する前に、この機能を使用するように VM インスタンスを構成する必要があります。OS インベントリ管理を使用するように VM インスタンスを構成するには、次の手順を完了する必要があります。

  1. 各インスタンスまたはプロジェクト全体で、ゲスト属性と OS インベントリ メタデータキーを有効にします
  2. 各インスタンスに OS 構成エージェントをインストールします。

VM インスタンスに OS インベントリ管理を設定したら、オペレーティング システムの詳細を表示できます。

始める前に

サポートされているオペレーティング システム

OS インベントリ管理は、次のオペレーティング システムでサポートされています。

  • Debian 9
  • Ubuntu 16.04、18.04
  • CentOS 6、7
  • Red Hat Enterprise Linux 6、7、8
  • Windows Server 2008R2、2012R2、2016、2019、半年ごとのリリースの 1803 と 1809

ゲスト属性と OS インベントリ管理を有効にする

ゲスト属性と OS インベントリ管理を有効にするには、特定のメタデータキーを設定する必要があります。

インスタンスまたはプロジェクトにカスタム メタデータを設定するには、Google Cloud Platform Console、gcloud コマンドライン ツールまたは Compute Engine API を使用します。これらの属性は、インスタンスまたはプロジェクト レベルで設定できます。

Console

メタデータ値は、次のいずれかの方法でプロジェクトやインスタンスに適用できます。

インスタンスの作成時にインスタンスのメタデータに enable-guest-attributesenable-os-inventory を設定するには:

  1. GCP Console の [VM インスタンス] ページに移動します。

    [VM インスタンス] ページに移動

  2. [インスタンスを作成] をクリックします。
  3. [新しいインスタンスの作成] ページで、インスタンスに必要なプロパティを入力します。
  4. [メタデータ] セクションで、次のメタデータ エントリを追加します。

    • enable-guest-attributes。値は TRUE です。
    • enable-os-inventory。値は TRUE です。
  5. [作成] をクリックしてインスタンスを作成します。

プロジェクト全体のメタデータに enable-guest-attributesenable-os-inventory を設定し、この値がプロジェクト内のすべてのインスタンスに適用されるようにするには:

  1. [メタデータ] ページに移動します。

    [メタデータ] ページに移動

  2. [編集] をクリックします。
  3. 次のメタデータ エントリを追加します。

    • enable-guest-attributes。値は TRUE です。
    • enable-os-inventory。値は TRUE です。
  4. [保存] をクリックして変更を適用します。

既存のインスタンスのメタデータに enable-guest-attributesenable-os-inventory を設定するには:

  1. [VM インスタンス] ページに移動します。

    [VM インスタンス] ページに移動

  2. メタデータ値を設定するインスタンスの名前をクリックします。
  3. インスタンスの詳細ページの上部にある [編集] をクリックしてインスタンス設定の編集画面を開きます。
  4. [カスタム メタデータ] の下に、次のメタデータ エントリを追加します。

    • enable-guest-attributes。値は TRUE です。
    • enable-os-inventory。値は TRUE です。
  5. インスタンスの詳細ページの一番下にある [保存] をクリックして、変更内容をインスタンスに適用します。

gcloud

ゲスト属性と OS インベントリ メタデータキーを有効にするには、project-info add-metadata gcloud コマンドを使用します。

enable-oslogin メタデータ値をプロジェクトまたはインスタンスに適用するには、次の方法があります。

プロジェクト全体のメタデータに enable-guest-attributesenable-os-inventory を設定し、この値がプロジェクト内のすべてのインスタンスに適用されるようにするには、次のコマンドを実行します。

gcloud compute project-info add-metadata \
  --project [PROJECT_ID] \
  --metadata=enable-guest-attributes=true,enable-os-inventory=true

ここで、[PROJECT_ID] はプロジェクト ID です。

既存のインスタンスのメタデータに enable-guest-attributesenable-os-inventory を設定するには、次のコマンドを実行します。

gcloud compute instances add-metadata [INSTANCE_NAME] \
  --metadata=enable-guest-attributes=true,enable-os-inventory=true

[INSTANCE_NAME] はインスタンスの名前です。

インスタンスの作成時にインスタンスのメタデータに enable-guest-attributesenable-os-inventory を設定するには、次のコマンドを実行します。

gcloud compute instances create [INSTANCE_NAME] \
  --metadata=enable-guest-attributes=true,enable-os-inventory=true

[INSTANCE_NAME] はインスタンスの名前です。

API

メタデータ値として、次の Key-Value ペアが必要です。

  • ゲスト属性:
    • キー: enable-guest-attributes
    • 値: True
  • OS インベントリ管理:
    • キー: enable-os-inventory
    • 値: True

OS 構成エージェントをインストールする

各インスタンスに OS 構成エージェントをインストールします。OS 構成エージェントは、次のいずれかの方法でインストールできます。

エージェントの手動インストール

このオプションを使用して、既存のインスタンスに OS 構成エージェントをインストールします。

エージェントのインストール手順は次のとおりです。

  1. OS 構成エージェントをインストールするインスタンスに接続します

  2. OS 構成エージェントをインストールします。

    Windows Server

    Windows サーバーに OS 構成エージェントをインストールするには、次のコマンドを実行します。

    googet -noconfirm install google-osconfig-agent
    

    Ubuntu

    1. Ubuntu リポジトリを設定します。

      sudo su -c "echo 'deb http://packages.cloud.google.com/apt google-osconfig-agent-stretch-stable main' > \
      /etc/apt/sources.list.d/google-osconfig-agent.list"
      curl https://packages.cloud.google.com/apt/doc/apt-key.gpg | sudo apt-key add -
      
    2. OS 構成エージェントをインストールします。

      sudo apt-get update
      sudo apt-get install -y google-osconfig-agent
      

    Debian

    Debian インスタンスに OS 構成エージェントをインストールするには、次のコマンドを実行します。

    sudo apt-get update
    sudo apt-get install -y google-osconfig-agent
    

    Unable to locate package というエラー メッセージが表示された場合は、Debian リポジトリを設定する必要があります。Debian リポジトリを設定するには、次のコマンドを実行します。

    sudo su -c "echo 'deb http://packages.cloud.google.com/apt google-osconfig-agent-stretch-stable main' > \
    /etc/apt/sources.list.d/google-osconfig-agent.list"
    curl https://packages.cloud.google.com/apt/doc/apt-key.gpg | sudo apt-key add -
    

    RHEL / CentOS

    OS 構成エージェントを RHEL または CentOS インスタンスにインストールするには、次のコマンドを実行します。

    sudo yum -y install google-osconfig-agent
    

起動スクリプトによるエージェントのインストール

インスタンスの作成中に、手動インストール コマンドを使用して、OS 構成エージェントをインストールする起動スクリプトを作成することもできます。

  1. ご使用のオペレーティング システム用の手動インストール コマンドをコピーします。
  2. インスタンス作成メソッドに起動スクリプトを追加します。

    たとえば、gcloud compute instances create コマンドを使用して新しい Debian 9 VM インスタンスを作成する場合、コマンドは次のようになります。

    gcloud compute instances create INSTANCE_NAME \
      --image-family=debian-9 --image-project=debian-cloud \
      --metadata startup-script='#! /bin/bash
    sudo apt-get update
    sudo apt-get install -y google-osconfig-agent'
    
  3. 起動スクリプトが完了したことを確認します。起動スクリプトが完了したかどうかを確認するには、ログシリアル コンソールを確認します。

オペレーティング システムの詳細の表示

インベントリ データの表示

インスタンスのインベントリ データを表示するには、instances os-inventory describe コマンドを使用します。

VM について収集されたインベントリ データを表示するには、次のコマンドを実行します。

gcloud beta compute instances os-inventory describe [INSTANCE_NAME]

[INSTANCE_NAME] はインスタンスの名前です。

出力で返される情報の種類については、OS インベントリ管理で提供される情報をご覧ください。

インスタンスの一覧表示

OS インベントリ管理が設定されている VM インスタンスの一覧を表示するには、instances os-inventory list-instances コマンドを実行します。

たとえば、インベントリ データを持つすべてのインスタンスを一覧表示するには、次のコマンドを実行します。

gcloud beta compute instances os-inventory list-instances

出力は次のようになります。

NAME                  ZONE        MACHINE_TYPE   PREEMPTIBLE  INTERNAL_IP  EXTERNAL_IP  STATUS
inventory-instance   us-east1-b    n1-standard-1               192.0.2.1                RUNNING
instance-inventory1  us-west1-b    n1-standard-1               192.0.2.2                RUNNING
instance-inventory2  asia-east2-b  n1-standard-1               192.0.2.3                RUNNING

フィルタで結果を絞り込むこともできます。たとえば、次のコマンドを実行すると、OS インベントリ管理が設定され、ホスト名が正規表現 instance-* と一致するすべてのインスタンスを一覧表示できます。

gcloud beta compute instances os-inventory list-instances --inventory-filter="Hostname~instance-*"

出力は次のようになります。

NAME                  ZONE        MACHINE_TYPE   PREEMPTIBLE  INTERNAL_IP  EXTERNAL_IP  STATUS
instance-inventory1  us-west1-b    n1-standard-1               192.0.2.2                RUNNING
instance-inventory2  asia-east2-b  n1-standard-1               192.0.2.3                RUNNING

次のステップ

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