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API 管理

2021 年の Apigee: イノベーションに邁進した一年

2022年1月5日
Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2021 年 12 月 29 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。


Apigee は、常にお客様のためにイノベーションを推進し、新たな機能やソリューションの開発に取り組んでいます。2021 年は、拡大するビジネス クリティカルなユースケースを管理するために、新しいプロダクトをリリースし、パートナーシップを結び、ベスト プラクティスを公開しました。以下に、2021 年の重要なニュースの一部をご紹介します。


API のトレンドを知る

The State of API Economy 2021 Report では、世界中の 700 人を超える IT リーダーを対象に実施した調査をもとに、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)後に出現した、API に関する 5 つの重要なトレンドが明らかにされています。SaaS とハイブリッド クラウドをベースにした API デプロイが増加しており、回答者の半数がこれらの分野での増加を報告しています。また、AI と ML を活用した API マネジメントへの注目も高く、Apigee のお客様による使用量は前年比で 230% も増加しています。ネット プロモーター スコア(NPS)や、市場投入までの時間の短縮などのビジネス指標は、成功を測るために API ユーザーが好んで使う方法です。そして、API エコシステムはますますイノベーションの原動力となり、成熟度の高い組織は、デベロッパーあるいは B2B パートナーを支援する API エコシステムの構築に注力する傾向がかなり高くなっています。最後に、API のセキュリティとガバナンスはこれまで以上に重要視されていることが、セキュリティとガバナンスへの投資の増加が最優先事項であるという調査結果にも表れています。これら 5 つのトレンドの詳細はブログでご確認ください。


Apigee X で新機能をリリース

Google Cloud は次世代プラットフォーム Apigee X を発表しました。このプラットフォームは強力なスケールの Google テクノロジーを Apigee API 管理にもたらし、企業が API プログラムを利用してスケール、セキュリティ、自動化を強化できるようにします。Apigee X のお客様は、Cloud CDN の機能を利用して API の可用性とパフォーマンスを世界規模で最大化し、20 を超える Google Cloud リージョンにデプロイして、100 を超えるロケーションでキャッシュを強化できます。また、API セキュリティを強化するために Cloud Armor ウェブ アプリケーション ファイアウォールを使用し、Apigee プラットフォームの利用に関する認証と認可を制御するために Cloud Identity and Access Management(IAM)を使用するなど、Google Cloud のソリューションを適用できます。自動化の強化も Apigee X の特長のひとつです。履歴 API メタデータに Google Cloud の AI や ML の機能を適用することで、異常検出やトラフィック予測を行い、コンプライアンスの確保につなげることができます。これらの機能について詳しくは、Apigee X と Cloud ArmorApigee X と Cloud CDNApigee X と AI に関するブログをご覧ください。


Apigee Integration による新たなつながり

Apigee は今年の Apigee Integration のリリースにより、API ファーストの統合アプローチを成功させました。このサイロ撲滅ソリューションによって、既存のデータとアプリケーションを束ねて連携させ、簡単にアクセスできる API として提供することができます。Apigee Integration により、API マネジメントとインテグレーションのそれぞれの一番良いところだけが一元化された単一のプラットフォームに統合されるため、管理負担が軽減された IT チームは、オペレーションの拡張、デベロッパーの生産性向上、市場投入までの時間短縮などに取り組むことができます。このプラットフォームには、Salesforce、Cloud SQL(MySQL、PostgreSQL)、Cloud Pub/SubBigQuery への組み込みコネクタが付属しており、サードパーティのアプリケーションやデータベースに対応したコネクタも近日中に追加予定です。また、高度な統合パターンが用意されているので、さらに多くのユースケースに対応できます。詳細については、リリースブログと Next セッションの動画をご覧ください。


Apigee で GraphQL API を管理する

企業でデジタル サービスの導入が急増し、1 分ごとにペタバイト規模のデータが生成されるほどになりました。GraphQL など、1 回のリクエストでアプリに必要なデータにアクセスできるクエリ言語を使用すれば、このデータの力を活用することができます。GraphQL API の人気が高まり、ビジネス クリティカルなユースケースが増えるにつれて、REST API の管理と同様に、完全なライフサイクル管理機能による GraphQL API の管理も重要性を帯びてきました。昨年は、REST と GraphQL を比較し、GraphQL API の管理に関するベスト プラクティスについてご紹介しました。また、GraphQL API の管理に対する Apigee のサポートや、StepZen とのパートナーシップによる各種機能の提供についてもブログでご覧いただけます。GraphQL API の構築について詳しくは、Next セッションの動画をご覧ください。


今年のトップニュースを振り返る

2021 年は、お客様が主役のニュースが多くを占めました。以下の記事では、エンタープライズ アプリケーションのモダナイズ、デジタル エコシステムの構築、お客様の顧客のみならず自社組織のための価値創出に、API マネジメントがどれほど役に立つかを説明させていただきました。


2021 年のまとめは以上です。健やかで良い年末年始をお過ごしください。新年に何が待ち受けているのか楽しみです。プロダクトのリリース情報や、パートナーシップ、ヒントに加え、お客様のような組織が Apigee でどのようなイノベーションを起こしているかについてのニュースを 2022 年もご紹介しますので、ご期待ください。


- Google Cloud ビジネス アプリケーション プラットフォーム プロダクト担当責任者 Vikas Anand

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