Python Guestbook コード チュートリアルのこのパートでは、静的ファイルを提供する仕組みについて解説します。App Engine は、そのように設定されていない限り、アプリケーションのソース ディレクトリからファイルを直接提供することはありません。しかし、ウェブブラウザに静的ファイルを直接提供することが必要となる場合も多くあります。画像、CSS スタイルシート、JavaScript コード、動画、Flash アニメーションなどはすべて、通常はウェブ アプリケーションとともに保存され、ブラウザに直接提供されます。
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静的ファイルを使用するようにアプリケーションを構成する
Guestbook アプリ用の CSS ファイルは bootstrap/css
ディレクトリに入っています。アプリのウェブページのテンプレート index.html
は、静的ファイル bootstrap.css
および bootstrap-responsive.css
を読み込むようブラウザに指示します。
次のように、app.yaml
ファイルは静的ファイルの場所として bootstrap
ディレクトリを指定します。
handlers
セクションでは URL に関する 2 つのハンドラが定義されています。/bootstrap
で始まる URL の要求を App Engine が受け取ると、パスの残りの部分が bootstrap
ディレクトリ内のファイルにマッピングされ、該当するファイルが見つかれば、そのファイルの内容がクライアントに返されます。他のすべての URL は /.*
パターンに一致し、guestbook
モジュール内の app
オブジェクトによって処理されます。
URL パスの複数のパターンは、app.yaml
の中に出現する順序でテストされます。この場合、/bootstrap
パターンが /.*
パターンの前に照合され、適切なパスが識別されます。URL マッピングや app.yaml
で指定できるその他のオプションの詳細については、app.yaml
リファレンスをご覧ください。