このチュートリアルでは、App Engine に対応した PHP アプリケーションを実装する方法を学習します。ここでは、ユーザーが公開のメッセージ ボードにメッセージを投稿できる簡単なゲストブックを使用します。
目標
- チュートリアル プロジェクトのクローンを作成する。
- サンプルコードで、アプリケーションと Google アカウントの統合、ウェブフォームの処理、静的ファイルの提供を行う方法を確認する。
- プロジェクトを実行、テスト、デプロイする。
料金
このチュートリアルの実行に伴う費用はありません。このアプリケーションによって無料の割り当てを超過することはありません。
始める前に
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新しい Google Cloud コンソール プロジェクトを作成するか、Google Cloud コンソールから既存のプロジェクトのプロジェクト ID を取得します。
ヒント: gcloud で既存のプロジェクト ID のリストを取得します。
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gcloud CLI をインストールして初期化します。
gcloud CLI をダウンロードする
gcloud
で Google Cloud コンソール プロジェクト ID を一覧表示する
コマンドラインから実行します。
gcloud projects list
GitHub からプロジェクトのクローンを作成する
ローカルマシンにゲストブック アプリケーションのリポジトリのクローンを作成します。
git clone https://github.com/GoogleCloudPlatform/appengine-php-guestbook.git
アプリケーションの最終バージョンを含むブランチに切り替えます。
cd appengine-php-guestbook/ git fetch git checkout phase3-staticfiles
クローンを作成したプロジェクトには複数のブランチが含まれています。このチュートリアルでは、phase3-staticfiles
というブランチのプロジェクトについてのみ説明します。
ローカルでビルドして実行する
サンプルをローカルでビルドして実行するには、次の手順を行います。
ブランチ
phase3-staticfiles
のappengine-php-guestbook
プロジェクトから、次のコマンドを実行します。/path/to/php-cgi
は適切な値で置き換えます。python3 CLOUD_SDK_ROOT/bin/dev_appserver.py ./ --php_executable_path=/path/to/php-cgi
開発用ウェブサーバーが実行されています。http://localhost:8080 に移動します。
アプリによって、ログインを求めるページが表示されます。[Sign in] リンクをクリックして、任意のメールアドレスでログインします。開発サーバーには、テスト目的のごく基本的な Google Account ログイン プロセスのエミュレーションしかないため、有効であってもなくても、指定したどんなメールアドレスでも受け付けられ、その指定された値に基づいて、架空のユーザー オブジェクトが生成されます。同じコードを本番環境にデプロイする場合は、ログイン用に有効な Google アカウントとメールアドレスが必要です。これにより、有効なユーザー オブジェクトが生成されます。
Ctrl+C キーを押して、開発用サーバーを停止します。
コードの説明
次のページに進んで、アプリケーション コードとその機能を確認しましょう。