Azure 版 Anthos クラスタは、Google Cloud とすでにサポート関係があるお客様にご利用いただけます。アクセスについては、アカウント担当者にお問い合わせください。

Azure 版 Anthos クラスタの概要

このページでは、Anthos 管理サービス、Anthos クラスタ、ネットワーク オプションについて説明します。

Azure 版 Anthos クラスタのアーキテクチャには、次の 2 つのコンポーネントがあります。

  • 管理サービス。Anthos クラスタの作成、更新、削除ができる、Google がホストするサービス。管理サービでは、Azure API を使用してリソースがプロビジョニングされます。
  • Anthos クラスタ。ワークロードを実行します。

Anthos clusters on Azure インストールのアーキテクチャ。コントロール プレーンとノードプールを含む管理サービスとユーザー クラスタを示します。

管理サービス

この管理サービスは、Azure 版 Anthos クラスタのコンポーネントを提供し、管理します。たとえば、管理サービスを使用してクラスタを作成できます。管理サービスは Google によってホストされ、Azure API を使用して仮想マシン(VM)インスタンス、ロードバランサ、ストレージ ボリュームなどのリソースをプロビジョニングします。

管理サービスには、次のコンポーネントが含まれます。

  • Anthos Multi-Cloud API: Anthos Multi-Cloud API を使用すると、gcloud コマンドライン ツールでクラスタを作成、記述、削除できます。

  • Azure クライアント: Google Cloud と Azure 間の管理接続を保護するため、Azure 版 Anthos クラスタによって X.509 鍵ペアが生成されます。これは AzureClient と呼ばれます。秘密鍵は Google に残り、Azure アプリケーション登録に公開鍵が関連付けられます。詳細については、セキュリティと認証をご覧ください。

  • アプリの登録: Azure アプリケーション登録では、Azure 版 Anthos クラスタにより、AzureClient を使用してサブスクリプション内で Azure リソースを作成できます。

  • Connect API: Azure 版 Anthos クラスタでは、Connect を使用して Google Cloud Console と Anthos Multi-Cloud API からクラスタを管理できます。Connect は、Transport Layer Security(TLS)で保護されています。Connect は、Anthos Config Management や Anthos Service Mesh などの Anthos 機能のインストールも有効にします。

Anthos クラスタ

クラスタは、次のコンポーネントから構成されます。

  • コントロール プレーン: 各コントロール プレーンでは、ローカル etcd データベース内に構成を保存します。こうしたデータベースはレプリケートされ、スタックされた高可用性トポロジで設定されます。1 つのコントロール プレーンで 1 つ以上のノードプールが管理されます。

    Azure 版 Anthos クラスタは、デフォルトで異なるゾーンに 3 つのコントロール プレーン レプリカを作成します。

    コントロール プレーンは、複数のゾーンまたは単一のゾーンに作成できます。詳細については、クラスタの作成をご覧ください。

  • 1 つ以上のノードプール: ノードプールとは、同じ VM サイズと、ワークロードを実行するディスク構成を持つクラスタ内のワーカーノードのグループです。

    Azure 版 Anthos クラスタがノードプールを作成するゾーンを指定できます。詳細については、ノードプールを管理するをご覧ください。

Anthos on Azure については、クラスタのアップグレードは現時点ではサポートされていません。

ネットワーキング

このセクションでは、Azure 版 Anthos クラスタのネットワークのコンセプトについて説明します。

プライベート ネットワーク

すべての Azure 版 Anthos クラスタのクラスタは、プライベート サブネットに作成されます。基盤となるクラスタ インフラストラクチャ(ノードやロードバランサなど)はすべて、プライベートの RFC 1918 IP アドレスのみでプロビジョニングされます。

クラスタを管理するには、クラスタのコントロール プレーン ロードバランサへの接続が必要です。次のいずれかの方法でコントロール プレーンに接続できます。

  • Azure の ExpressRoute サービス経由
  • インターネットと Azure 版 Anthos クラスタ サブネット間の接続をプロキシする踏み台インスタンス経由
  • クラスタへの Connect ゲートウェイ(Google がホストするプロキシ)経由

詳細については、インスタンスに接続するをご覧ください。

Azure ネットワーク セキュリティ グループ(NSG)

Azure 版 Anthos クラスタは、各仮想マシンのネットワーク インターフェース カード(NIC)に接続されている NSG を管理します。ネットワーク トラフィックをさらに制御するには、サブネットに NSG を追加します。Azure 版 Anthos クラスタが作成する特定の NSG と NSG ルールの優先度の詳細については、ネットワーク セキュリティ グループをご覧ください。

Azure ロードバランサ

Azure 版 Anthos クラスタは、クラスタ コントロール プレーンとワークロードに Azure Load Balancer をプロビジョニングします。Kubernetes LoadBalancer Service を作成すると、Azure 版 Anthos クラスタによって新しい Azure ロードバランサが作成されます。

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