Cloud Vision API を使用して画像内のラベルを検出する

このクイックスタートでは、以下の処理を順に行います。

  • Cloud Storage バケットを作成する
  • 画像を Cloud Storage にアップロードして公開する
  • その画像を Vision API にリクエストに指定して送信する

これらの手順を行うための所要時間は約 5 分です。Cloud Storage には 5 GB まで無料でデータを格納でき、1 か月に Vision API に機能リクエストを 1,000 回まで無料で行うことができます。

始める前に

まだ、プロジェクトを設定しておらず、Google Cloud Storage バケットを作成していない場合は、次の説明に沿ってこれらの作業を行います。

プロジェクトを設定する

  1. Google Cloud アカウントにログインします。Google Cloud を初めて使用する場合は、アカウントを作成して、実際のシナリオでの Google プロダクトのパフォーマンスを評価してください。新規のお客様には、ワークロードの実行、テスト、デプロイができる無料クレジット $300 分を差し上げます。
  2. Google Cloud Console の [プロジェクト セレクタ] ページで、Google Cloud プロジェクトを選択または作成します。

    プロジェクト セレクタに移動

  3. Google Cloud プロジェクトで課金が有効になっていることを確認します

  4. Cloud Vision API を有効にします。

    API を有効にする

  5. Google Cloud Console の [プロジェクト セレクタ] ページで、Google Cloud プロジェクトを選択または作成します。

    プロジェクト セレクタに移動

  6. Google Cloud プロジェクトで課金が有効になっていることを確認します

  7. Cloud Vision API を有効にします。

    API を有効にする

Cloud Storage バケットを作成する

  1. Google Cloud コンソールで、Cloud Storage の [バケット] ページに移動します。

    [バケット] ページに移動

  2. [バケットを作成] をクリックします。
  3. [バケットの作成] ページでユーザーのバケット情報を入力します。次のステップに進むには、[続行] をクリックします。
    • [バケット名] に、一意のバケット名を入力します。バケットの名前空間は世界中の誰でも閲覧可能なため、機密情報をバケット名に含めないようにしてください。
    • [データの保存場所の選択] で、次の操作を行います。
      • [ロケーション タイプ] オプションを選択します。
      • [ロケーション] オプションを選択します。
    • [データのデフォルトのストレージ クラスを選択する] で、次を選択します。 Standard.
    • [オブジェクトへのアクセスを制御する方法を選択する] で [アクセス制御] オプションを選択します。
    • [詳細設定(省略可)] には、暗号化メソッド保持ポリシー、またはバケットラベルを指定します。
  4. [作成] をクリックします。

Cloud Vision API サービスへのリクエストを行う

  1. demo-img.jpg をダウンロードします(場合によってはリンクを右クリックする必要があります)。

  2. Cloud Storage バケットのページに移動します。

  3. 前のセクションで作成したバケットを選択します。

  4. [ファイルをアップロード] をクリックして、ローカルマシンから Cloud Storage バケットにアップロードする demo-img.jpg ファイルを選択します。

    [ファイルをアップロード] ボタン
    これがいまアップロードされた画像ファイルです。
    ジャカルタで自転車に乗る 2 人の女性。
    画像クレジット: Rohiim ArifulUnsplash より

  5. ファイルがアップロードされ、Cloud Storage バケットに表示されたら、画像を一般公開で共有します。

  6. Try this method セクションで、image.source.imageUri フィールドの cloud-samples-data/vision を、demo-img.jpg ファイルをアップロードした Cloud Storage バケットに置き換えて、対話型 API Explorer テンプレートを完成させます。リクエストの本文は次のようになります。

    {
      "requests": [
        {
          "features": [
            {
              "type": "LABEL_DETECTION"
            }
          ],
          "image": {
            "source": {
              "imageUri": "gs://cloud-samples-data/vision/demo-img.jpg"
            }
          }
        }
      ]
    }

  7. [実行] をクリックして、リクエストをサービスに送信します。JSON レスポンスが上に表示されます。

これで完了です。Cloud Vision API サービスに対する最初の images.annotate リクエストが完成しました。

クリーンアップ

Google Cloud Platform で不必要な課金を避けるため、Google Cloud コンソールを使用して、不要になった Cloud Storage バケットとプロジェクトを削除します。

次のステップ

  • すべての機能タイプとその用途のリストをご覧ください。
  • お使いのプログラミング言語に対応した Vision API クライアント ライブラリを使用して、Vision API の使用を開始しましょう。
  • 入門ガイドで機能タイプの詳細や、個々のファイルまたは画像のアノテーションやサンプルをご覧ください。
  • 一括処理で画像ファイル(PDF / TIFF / GIF)にアノテーションを設定する方法をご確認ください。
  • クライアント ライブラリのコードサンプルの全体的なリストをご覧ください。