プリエンプティブル TPU
プリエンプティブル TPU は、非プリエンプティブル TPU よりはるかに低コストです。追加の TPU リソースが必要な場合、プリエンプティブル TPU は、Cloud TPU サービスによっていつでもプリエンプト(シャットダウン)される可能性があります。
プリエンプティブル TPU VM の作成
gcloud
$ gcloud compute tpus tpu-vm create demo-tpu \ --zone=europe-west4-a \ --accelerator-type=v3-8 \ --version=tpu-vm-tf-2.17.0-pjrt \ --preemptible
ここで、
demo-tpu
は TPU の名前です。accelerator-type
は TPU のタイプです。TPU のバージョンごとにサポートされているアクセラレータ タイプの詳細については、TPU のバージョンをご覧ください。version
は、インストールする Cloud TPU VM イメージです。preemptible
は、Cloud TPU が TPU をプリエンプトできるようにします。
プリエンプティブル TPU の料金と割り当て
プリエンプティブル TPU の料金は、通常の TPU の料金よりかなり低価格です。詳細については、料金ページをご覧ください。TPU を作成後、1 分以内にプリエンプトされた場合は課金されません。
プリエンプティブル TPU の割り当ては一般的に多く、通常の TPU の割り当てとは別のものです。割り当てページをご覧ください。
TPU がプリエンプトされたかどうかの確認
Cloud TPU サービスが TPU をプリエンプトしたかどうかを確認するには、次の gcloud
コマンドを使用します。
使用可能な TPU を一覧表示します。
gcloud compute tpus tpu-vm list --zone=us-central1-b
コマンドの出力には、プロジェクトで作成された TPU の詳細が表示されます。TPU がプリエンプトされた場合、ステータスは READY
から PREEMPTED
に変わります。
次に例を示します。
NAME ZONE ACCELERATOR_TYPE NETWORK_ENDPOINT NETWORK RANGE STATUS demo-tpu us-central1-b v2-8 10.240.1.2:8470 default 10.240.1.0/29 PREEMPTED
プリエンプティブル TPU で実行する機械学習アプリケーションの設計
VM と TPU が再起動されてもアプリケーションを復元できるように、モデルのチェックポイントを定期的に保存し、再起動時に最新のチェックポイントから復元するようにアプリケーションを構成します。