このドキュメントでは、Personalized Service Health でサービスが中断した場合の対処方法について説明します。
Personalized Service Health は、インシデントによって部分的または完全に影響を受ける可能性があります。Status API リソースと Google CloudService Health ダッシュボードを使用して、Service Health のインシデント、処理の問題、パフォーマンスの問題を確認できます。
Status API を使用する
Service Health API の Status API リソースは、特定の Service Health 機能に問題が発生しているかどうかを示します。
始める前に
Status API の使用を開始するには:
- このステータスにアクセスするプロジェクトまたは組織で Service Health API を有効にします。
-
Make sure that billing is enabled for your Google Cloud project.
- Service Health API にアクセスするための権限を設定します。
Status API を使用するように、プロジェクトまたは組織の Identity and Access Management（IAM）権限を構成します。
プロジェクトの権限を構成するには、次のコマンドを実行します。
gcloud projects add-iam-policy-binding PROJECT_ID \ --member {USER|GROUP|SERVICE_ACCOUNT} \ --role roles/servicehealth.viewer組織の権限を構成するには、次のコマンドを実行します。
gcloud organizations add-iam-policy-binding ORGANIZATION_ID \ --member {USER|GROUP|SERVICE_ACCOUNT} \ --role roles/servicehealth.viewerORGANIZATION_ID を取得するには、組織リソース ID の取得をご覧ください。
組織に付与された IAM ポリシーは、組織内のすべてのプロジェクトに継承されます。これらのポリシーを使用すると、組織全体で組織イベント API とプロジェクト イベント API にアクセスできます。
参照
使用できるメソッドとレスポンスのフィールドの意味については、Status API リファレンスをご覧ください。
プロダクトまたはロケーションを設定する場合は、Google Cloud プロダクトとロケーションの値を使用します。
プロジェクト ID を使用して Service Health のステータスを取得する
プロジェクト ID を使用して Service Health のステータスを取得するには、次のリクエストを使用します。
GET https://servicehealth.googleapis.com/v1beta/projects/PROJECT_ID/locations/global/status
ステータス値が OK の場合、リクエストは次のレスポンスを返します。
{
"state": "OK",
}
このステータスは、プロジェクト ID を使用してアクセスした機能（イベントや影響など）に内部で問題が発生していないことを示します。
ステータス値が ISSUES_DETECTED の場合、リクエストは次のレスポンスを返します。
{
"state": "ISSUES_DETECTED",
"issues": [
{
"message": "We are experiencing problems creating new events",
"details": {
"API": "events"
}
},
{
"message": "We are experiencing problems creating new impacts",
"details": {
"API": "impacts"
}
}
]
}
ISSUES_DETECTED 状態は、プロジェクト ID を使用してアクセスされた特徴が正確でない可能性があることを示す一連の問題も返します。
ステータスを取得する権限がない場合は、PERMISSION_DENIED エラーが発生します。
{
"error": {
"code": 403,
"message": "Permission 'servicehealth.statuses.get' denied on resource '//servicehealth.googleapis.com/projects/PROJECT_ID/locations/global/status' (or it may not exist).",
"status": "PERMISSION_DENIED",
"details": [
{
"@type": "type.googleapis.com/google.rpc.ErrorInfo",
"reason": "IAM_PERMISSION_DENIED",
"domain": "servicehealth.googleapis.com",
"metadata": {
"resource": "projects/PROJECT_ID/locations/global/status",
"permission": "servicehealth.statuses.get"
}
}
]
}
}
組織 ID を使用して Service Health のステータスを取得する
ステータスを取得するには、次のリクエストを使用します。
GET https://servicehealth.googleapis.com/v1beta/organizations/ORGANIZATION_ID/locations/global/status
Service Health が問題なく動作している場合、ステータスから次のレスポンスが返されます。
{
"state": "OK",
}
Service Health の精度や機能に影響する可能性がある問題が発生している場合は、ステータスが ISSUES_DETECTED 状態のレスポンスを返します。
{
"state": "ISSUES_DETECTED",
"issues": [
{
"message": "We are experiencing problems creating new organization level events",
"details": {
"API": "organizationEvents"
}
},
{
"message": "We are experiencing problems creating new organization level impacts",
"details": {
"API": "organizationImpacts"
}
}
]
}
ステータスを取得する権限がない場合は、PERMISSION_DENIED エラーが発生します。
{
"error": {
"code": 403,
"message": "Permission 'servicehealth.statuses.get denied on resource '//servicehealth.googleapis.com/organizations/ORGANIZATION_ID/locations/global/status' (or it may not exist).",
"status": "PERMISSION_DENIED",
"details": [
{
"@type": "type.googleapis.com/google.rpc.ErrorInfo",
"reason": "IAM_PERMISSION_DENIED",
"domain": "servicehealth.googleapis.com",
"metadata": {
"resource": "organizations/ORGANIZATION_ID/locations/global/status",
"permission": "servicehealth.statuses.get"
}
}
]
}
}
Google Cloud Service Health を確認する
Google Cloud Service Health には、Personalized Service Health で問題が発生しているかどうかが表示されます。RSS フィードを使用してデータを使用することもできます。
Google Cloud Service Health の詳細については、インシデントと Google Cloud Service Health をご覧ください。