データの検出と収集について

収集フェーズで移行元の VM について適合性評価ツールが取得したデータは、Migrate to Containers が VM の移行計画を生成する際に使用されます。

たとえば、適合性評価ツールによって収集されたデータは、移行元 VM によって公開されたサービス エンドポイントに関する情報を検出するために使用されます。したがって、サービス エンドポイントに関する情報を自動的に入力する場合は、ソース VM でツールを実行する必要があります。詳細については、サービス エンドポイントのカスタマイズをご覧ください。

tar ファイル形式を収集する

mfit-linux-collect.sh スクリプトは、m4a-collect-machinename-timestamp.tar という名前の tar ファイルを現在のディレクトリに出力します。

また、次のコマンドを使用して tar ファイルを展開することもできます(必須ではありません)。

tar xvf m4a-collect-machinename-timestamp.tar

tar ファイルの形式は次のとおりです。

collect.log # Log output of the script
files # Directory containing files with their full path from root. For example:
   |- etc/fstab
   |- etc/hostname
   |- etc/network/interfaces
   |- ...
commands # Output of commands run by the script:
   |- dpkg
   |- netstat
   |- ps
   |- ...
found_paths # Text file with the list of installation directories
machinename # Text file with machine name
ostype # Text file with operating system type (Linux)
timestamp # Text file with collection timestamp
version # Text file with the version of the script

収集スクリプト オペレーション

収集スクリプトは、一連の Linux コマンドを実行して移行元の VM に関する情報を収集します。また、VM 上の複数のファイルからも情報を収集します。

収集スクリプトは、次の場所で使用できます。

調査されるディレクトリ

スクリプトは、次のディレクトリを 2 つ下のレベルまで検索し、ユーティリティとソフトウェアがインストールされているディレクトリを特定します。

  • /opt/
  • /usr/share/
  • /etc/
  • /usr/sbin/
  • /usr/local/bin/

次のステップ