Mainframe Connector を使用すると、メインフレームから Cloud Run ジョブをトリガーしてモニタリングできます。たとえば、この機能を使用して、Cloud Run ジョブを使用して既存の抽出、変換、読み込み(ETL)ツールを Mainframe Connector と統合できます。
このページでは、Mainframe Connector を使用して次のタスクを実行する方法について説明します。
- Cloud Run ジョブをトリガーする: Mainframe Connector から Cloud Run ジョブを開始します。
- Cloud Run ジョブログを表示する: メインフレームでローカルに Cloud Run ジョブログを表示してモニタリングする
- Cloud Run ジョブをキャンセルする: 進行中の Cloud Run ジョブをキャンセルします。
Cloud Run ジョブの作成と管理の詳細については、Cloud Run のドキュメントをご覧ください。
始める前に
- まだインストールしていない場合は、Mainframe に Mainframe Connector をインストールします。
- Cloud Run コマンドを実行するには、ユーザー アカウントに次のロールを割り当てます。
- Cloud Run 起動元
- Cloud Run ジョブ エグゼキュータ
- オーバーライドを使用する Cloud Run ジョブ エグゼキュータ
- Cloud Run 閲覧者
- ログビューア ユーザー アカウントにロールを割り当てる方法については、IAM を使用したアクセスの管理をご覧ください。
Mainframe Connector を使用して Cloud Run ジョブを実行する
Mainframe Connector を使用して Cloud Run ジョブを実行する手順は次のとおりです。
メインフレームから Cloud Run ジョブをトリガーするには、メインフレームのジョブ制御言語(JCL)ファイルの
cloud run job run
コマンドを使用します。//STEP01 EXEC BQSH //STDIN DD * cloud run job run JOB_NAME /*
JOB_NAME は、実行する Cloud Run ジョブに置き換えます。
cloud run job run
コマンドは、同期モードと非同期モードで実行できます。同期モードでジョブをトリガーし、ジョブの進行状況に応じてジョブログを出力する場合は、--tail_logs
フラグを指定して前のコマンドを使用します。特定の Cloud Run ジョブの実行のログを表示するには、メインフレーム JCL ファイルの
cloud run job logs
コマンドを使用します。//STEP01 EXEC BQSH //STDIN DD * cloud run job logs EXECUTION_ID /*
EXECUTION_ID は、Cloud Run ジョブの実行 ID に置き換えます。
(省略可)Cloud Run ジョブをキャンセルするには、Mainframe JCL ファイルの
cloud run job cancel
コマンドを使用します。Example JCL //STEP01 EXEC BQSH //STDIN DD * cloud run job cancel EXECUTION_ID /*
EXECUTION_ID は、キャンセルする Cloud Run ジョブの実行 ID に置き換えます。