Microsoft Outlook をデータ連携で接続する

このページでは、データ連携を使用して Microsoft Outlook を Gemini Enterprise に接続する方法について説明します。

連携検索を使用して Microsoft Outlook アカウントを検索する手順は次のとおりです。

始める前に

連携検索を使用して Microsoft Outlook データストアに接続する前に、次の手順を行います。

  1. Microsoft Entra ID で Gemini Enterprise を OAuth 2.0 アプリケーションとして登録します。次の認証情報をコピーします。

    • クライアント ID
    • クライアント シークレット
    • テナント ID
  2. Microsoft Outlook 管理者の同意を得て、次の Microsoft Graph アプリケーション権限を構成します。

    権限

    タイプ

    説明

    Mail.Read

    委任

    ユーザーのメールを読む取る

    Calendars.Read

    委任

    ユーザーのカレンダーを読み取る

    Contacts.Read

    委任

    ユーザーの連絡先を読み取る

  3. 次の URL をウェブ コールバック URL として追加します。

    • https://vertexaisearch.cloud.google.com/console/oauth/default_oauth.html
    • https://vertexaisearch.cloud.google.com/oauth-redirect

Outlook との連携検索コネクタを作成する

Gemini Enterprise から Microsoft Outlook を介して連携検索を実行するには、 Google Cloud コンソールで次の手順を行います。

  1. Google Cloud コンソールで、[Gemini Enterprise] ページに移動します。

    Gemini Enterprise

  2. ナビゲーション メニューで [データストア] をクリックします。

  3. [データストアを作成] をクリックします。

  4. [データソースを選択] ページで、[Outlook Federated] を選択して、サードパーティ データソースを接続します。

  5. [認証の設定] で次の操作を行います。

    1. クライアント ID、クライアント シークレットテナント ID を入力します。

    2. [Login] をクリックします。

    3. [続行] をクリックします。

      OAuth 2.0 認証情報を使用したログイン
      コピーした OAuth 2.0 認証情報を使用してログインする

  6. 含めるエンティティを選択します。

    1. [メール]、[カレンダー]、[連絡先] から選択します。

    2. [続行] をクリックします。

      含めるエンティティを選択する
      含める Microsoft Outlook エンティティを選択します。

  7. データソースのリージョンを選択します。

  8. データソースの名前を入力します。

  9. [作成] をクリックします。Gemini Enterprise によってデータストアが作成され、[データストア] ページに表示されます。

データストアが作成されたら、[データストア] ページに移動し、データストア名をクリックしてステータスを確認します。[コネクタの状態] が [作成中] から [アクティブ] に変わると、連携検索コネクタを使用できるようになります。

ユーザー認可

連携検索データストアを作成すると、Gemini Enterprise のソース管理パネルにデータソースの 1 つとして表示されます。以前に Gemini Enterprise を承認していない場合は、データソースを選択できません。代わりに、[承認] ボタンが表示されます。

Gemini Enterprise が新しいデータソースにアクセスできるようにする
Gemini Enterprise が新しいデータソースにアクセスできるようにする

承認フローを開始するには:

  1. [承認] をクリックします。Outlook 認可サーバーにリダイレクトされます。

  2. アカウントにログインします

  3. [アクセス権を付与] をクリックします。アクセスを許可すると、Gemini Enterprise にリダイレクトされ、承認フローが完了します。Gemini Enterprise はアクセス トークンを取得し、それを使用して Microsoft Outlook 検索にアクセスします。

クエリ実行

Microsoft Outlook を承認した後、検索クエリを入力すると、次のようになります。

  1. Gemini Enterprise は、検索クエリを Microsoft Graph API に送信します。

  2. Gemini Enterprise は、結果を他のソースからの結果と統合して表示します。

データの取り扱い

サードパーティの連携検索を使用すると、クエリ文字列がサードパーティの検索バックエンドに送信されます。これらのサードパーティは、クエリをユーザーの ID に関連付ける場合があります。複数の連携検索データソースが有効になっている場合、クエリはそれらすべてに送信されることがあります。

データがサードパーティ システムに到達すると、そのシステムの利用規約とプライバシー ポリシーが適用されます。