既知の制限事項

Database Migration Service は、アップロードしたバックアップ ファイルから Cloud Storage バケットにすべてのデータを移行しますが、移行元データベースの機能には、Cloud SQL for SQL Server で利用できないものがある可能性があります。Database Migration Service の移行ジョブは、サポートされていない機能に該当するデータを復元しませんが、移行先の Cloud SQL for SQL Server インスタンスでログに警告やエラーが発生することがあります。

SQL Server データベースを Cloud SQL for SQL Server に移行する前に、Cloud SQL for SQL Server のドキュメントで Cloud SQL で使用できない SQL Server の機能を確認してください。

Database Migration Service による SQL Server から Cloud SQL for SQL Server への同種移行には、次の既知の制限があります。

  • Database Migration Service では、移行ジョブごとに最大 20 個のデータベースを移行できます。

  • 単一の移行先 Cloud SQL for SQL Server インスタンスに対して実行できる移行ジョブは 1 つだけです。

  • バックアップ ファイルの最大サイズは 5 TB です。

  • データベース サイズが 5 TB を超える場合は、フル バックアップ ファイルを小さなファイルにストライピングできます。各ストライプの最大サイズは 5 TB です。

  • 移行には、暗号化されたバックアップ ファイルとトランザクション ログファイルを使用できます。暗号化されたバックアップ ファイルを使用する場合は、移行に含まれる特定のデータベースに使用するすべてのバックアップ ファイル(フル、差分、トランザクション ログ)を暗号化する必要があります。 暗号化されたバックアップを使用するをご覧ください。

  • 移行元の SQL Server インスタンスでシンプル復元モデルを使用できない。復旧モデルの詳細については、Microsoft のドキュメントの 復旧モデル(SQL Server)をご覧ください。

  • Database Migration Service は、 SQL Server master データベース、ユーザー情報(ユーザーのログインなど)、特定のデータベースに属していないジョブは移行しません。