少なくとも、データベース インスタンスとそのテーブルが Cloud SQL インスタンスに存在することを確認します。テーブルの行数や正確な内容を確認することもできます。
データ検証ツールを使用して確認する
オープンソースの Data Validation Tool を使用して、移行元と移行先の間でデータが一致することを検証します。
最小限の例を検証する手順は次のとおりです。
ソースと宛先の両方にアクセスできる仮想マシンをデプロイするか、使用します。
仮想マシンに、データ検証ツールをインストールするフォルダを作成します。
作成したフォルダに移動します。
pip を使用してデータ検証ツールをインストールします。
pip install google-pso-data-validator
移行元の Oracle データベースと移行先の Cloud SQL for PostgreSQL データベースへの接続を作成します。
data-validation connections add -c source Oracle --host 'ip-address' --port port --user username --password pswd --database database-name data-validation connections add -c target Postgres --host 'ip-address' --port port --user username --password pswd --database database-name
次に例を示します。
data-validation connections add -c source Oracle --host '10.10.10.11' --port 1521 --user system --password pswd --database XE data-validation connections add -c target Postgres --host '10.10.10.12' --port 5432 --user postgres --password pswd --database postgres
ソース データベースと移行先データベースのデータを比較するテーブルのリストを作成または生成します。
export TABLES_LIST=$(data-validation find-tables --source-conn source --target-conn target --allowed-schemas schema-name)
次に例を示します。
export TABLES_LIST=$(data-validation find-tables --source-conn source --target-conn target --allowed-schemas public)
すべてのテーブルに対して完全な検証を実行します。
data-validation validate column --source-conn source --target-conn target --tables-list "${TABLES_LIST}"
相対的な整合性を確保するため、この検証はレプリケーション中に実行することをおすすめします。テーブルのクエリが大きい場合、短いプロモーション期間中に実行に時間がかかりすぎることがあります。このような場合は、データ検証ツールを使用してフィルタを追加して実行時間を短縮するか、最終的な検証用にテーブルのサブセットを含むようにテーブルリストを準備します。