SURICATA_EVE ログを収集する
このドキュメントでは、Google Security Operations で SURICATA_EVE ログを表示する方法について説明します。
次のデプロイ アーキテクチャ図は、Google Security Operations にログを送信するように SURICATA_EVE と Logstash を構成する方法を示しています。
- Suricata はデータを
eve.json
ファイルに保存します。 - Logstash は
eve.json
ファイルを監視し、新しいログを Syslog サーバーに転送します。Syslog サーバーは、同じ VM または別の VM の転送元にできます。 - Syslog サーバーは、Google Security Operations フォワーダーを使用して、特定のポート経由で新しいログをリッスンします。
- Google Security Operations フォワーダーは、ログを Google Security Operations インスタンスに転送します。
始める前に
Identity and Access Management(IAM)を使用して、組織とリソースのアクセス制御が設定されていることを確認します。アクセス制御の詳細については、IAM を使用した組織のアクセス制御をご覧ください。
デプロイ アーキテクチャ内のすべてのシステムが、UTC タイムゾーンに構成されていることを確認します。
Suricata と関連ソフトウェアを構成する
内部ネットワーク ロードバランサを作成する。
パケット ミラーリングを設定します。
Suricata をインストールし、アラートが
eve.json
ファイルに保存されていることを確認します。eve.json
ファイルの場所を確認します。Suricata サーバーに Logstash をインストールします。
Logstash 構成ファイル(
/etc/logstash/conf.d/logstash.conf
)を編集します。a. 以下のコードを追加:
SYSLOG_SERVER
は、Syslog サーバーの場所に変更します。- ポート番号(この例では
10520
)が Google Security Operations フォワーダーの構成のポート番号と一致していることを確認します。
input { file { path => "/var/log/suricata/eve.json" start_position => "end" sincedb_path => "/dev/null" } } output { udp { host => "SYSLOG_SERVER" port => 10520 codec => line { format => "%{message}"} } }
b.
output.udp.host
の IP アドレスを変更します。Google Security Operations 転送元が syslog サーバーとは異なるシステムにある場合は、syslog サーバーの IP アドレスを使用します。
Google Security Operations 転送元が syslog サーバーと同じシステムにある場合は、内部 IP アドレスを使用します。
rsyslog などの別のログ転送ソリューションを使用して、Syslog ヘッダーを削除する構成を使用できます。
SURICATA_EVE ログを取り込む
Google Cloud ログを Google Security Operations に取り込むの手順に従います。
SURICATA_EVE ログを取り込むときに問題が発生した場合は、Google Security Operations のサポートにお問い合わせください。
Google Security Operations がデータを取り込む方法の詳細については、Google Security Operations へのデータの取り込みの概要をご覧ください。