Google のアースウィーク: 研究者、スタートアップ、デベロッパーによる持続可能な構築を支援
Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2022 年 4 月 23 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
現在の Google Doodle は、気候変動によって私たちの地球が大きな変化を遂げていることを思い起こさせるものです。企業、政府、技術者に至るまで、すべての人にこの課題に取り組む(自分自身と組織をより持続可能なものに変えていく)機会があります。2022 年のアースデイ、そしてアースウィークに合わせ、Google Cloud は革新的なテクノロジーで気候変動に立ち向かう組織と個人を称賛します。見逃すことがないように、このページでは、Google のニュースを一挙に紹介します。
世界中の CEO に質問「組織の持続可能性を進展させるために何が必要ですか?」
16 か国の 1,500 人の CXO を対象にしたアンケートでは、多くのエグゼクティブが、より持続可能な実践のために必要なことをする意思があると回答しています。しかし、その意欲とは裏腹に、実際の効果を測る指標は多くありません。どうやってこの状況を変えていくのかについては、こちらのブログをご覧ください。
気候変動に関する科学と研究を支援する新たなイノベーション チャレンジを発表
月曜日のブログでは、気候変動への理解を深め、気候変動への対応力を高め、緊急の気候変動問題に対する有望な新しい解決策を開発する研究者を支援するための「気候変動イノベーション チャレンジ リサーチ クレジット」プログラムを発表しました。リサーチ クレジットの申請は、こちらから行ってください。
変化をもたらす研究者のストーリーを共有
Google Earth Engine の衛星データで植生をマッピングし、評価する LEAF ツールボックスを構築したカナダ天然資源省の Richard Fernandes 博士に話を伺いました。このインタビューについてはこちらで読むことができます。
カナダの国土は約 1,000 万平方キロメートルで、これらの地図の年間データ量は、HD 映画をノンストップで 750 時間以上ストリーミングするのに匹敵します。クラウド コンピューティングは、これらのデータすべてを有用かつアクセス可能な方法で管理することを可能にします。
リサーチ サイエンティスト、Fernandes 博士
また、米国農務省の森林局に関するストーリーを掲載し、Google Cloud の処理および分析ツールを使用して 1 億 9,300 万エーカーの土地の持続的な管理に役立てていることを紹介しました。
Google は、4 か国の新しいクリーン エネルギー プロジェクトを支援
また、ベルギーでの電池プロジェクト、デンマークでの太陽光発電プロジェクト、チリとフィンランドでの風力発電プロジェクトの詳細情報を共有しました。ベルギーでの電池プロジェクトは、この種のものとしては初めてのもので、ディーゼル発電機からよりクリーンなバックアップ ソリューションへの切り替えを可能にし、停電の際にもインターネットを稼働できるようになりました。これらはすべて、業界で最もクリーンなクラウドの運用を継続するためのものです。
より持続可能なアプリケーションの構築方法をより簡単に学ぶことができるように
Carbon Sense プロダクト スイートの使い方を説明する新しいラボを立ち上げました。低炭素アーキテクチャに関する決定のためのリージョン選択アプリの使用から、Carbon Footprint による Google Cloud アプリケーションの二酸化炭素排出量の分析まで、Google は毎日使うツールに持続可能性を組み込んでいます。また、新しいデータ ウェアハウス Cloud On-Board では、Carbon Footprint のトレーニングが紹介されています。
Google は持続可能性のプロジェクトを加速させるためにパートナーとのエコシステムを形成
Google Cloud のパートナー エコシステムは、お客様が今日、持続可能な行動をするために不可欠です。Enterprise Strategy Group と共同で作成した新しいホワイトペーパーでは、今後 10 年間ではなく、今すぐにでも影響を与えることができる現実的なソリューションが紹介されています。
Google Cloud で大きな変化を起こそうとしている革新的なスタートアップのストーリーを紹介
たとえば、Enexor とパートナー企業は、廃棄されたプラスチックや農業廃棄物からクリーンで持続可能なエネルギーを生産しています。Enexor の創業者兼 CEO であるLee Jestings 氏のブログは、Google for Startups がどのように起業を支援したのか、また Google Cloud ツールがどのように予測モデルの構築に役立っているのかを紹介しています。Enexor のストーリーはこちらからお読みください。
さらに、Nuuly について紹介します。Nuuly は Urban Outfitters、Anthropologie、Free People を含む URBN ポートフォリオによって生み出されたレンタルおよび再販ビジネスを行っています。ブログでは、Nuuly がテクノロジーを駆使して、衣服のアップサイクルからリサイクルや再利用可能なパッケージまで、どのように社員や顧客にサステナブルな体験を提供しているのか説明されています。
スタートアップ、科学者、経営者、デベロッパーなどどのような方でも、Google Cloud では、お客様のデジタル トランスフォーメーションを持続可能なものにするために、今後も努力を続けていきます。
持続可能性に関する活動の詳細については、こちらをご覧ください。また、今年 6 月に開催される Cloud Sustainability Summit にもぜひご参加ください。今すぐ登録
- クラウドの持続可能性担当 Chris Talbott