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DevOps & SRE

Cloud Monitoring の指標が Managed Service for Prometheus で利用可能に

2022年7月6日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2022 年 7 月 1 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

CNCF が最近実施した調査によると、クラウド ネイティブのコミュニティの 86% が、オブザーバビリティを実現するために Prometheus を使用していると回答したとのことです。Prometheus がよりスタンダードになるにつれて、Prometheus の組み込みクエリ言語である PromQL に関する深い知識を身に着けるデベロッパーが増えています。PromQL は強力で、柔軟性があり、表現方法が豊かなクエリ言語ですが、通常、クエリできるのは Prometheus の時系列データだけです。クラウド プロバイダによって提供される指標や、ログから生成される指標など、テレメトリの他のソースは、個別のプロダクトに分離されたままであり、デベロッパーはそれらにアクセスするために新しいクエリツールを学ぶ必要に迫られることがあります。

Google Cloud Monitoring 指標向け PromQL の紹介

Prometheus の指標だけでは、Cloud のフットプリントの一括表示ビューを取得するのに十分ではありません。Cloud Monitoring では、Compute Engine、Kubernetes Engine、Load Balancing、BigQuery、Cloud Storage、Pub/Sub をはじめ、多くの Google Cloud サービスの使用状況のモニタリングとアラートに使用できる 1,000 を超える無料の指標が提供されています。そしてこのたび、Google Cloud システム指標Kubernetes 指標ログベースの指標カスタム指標などのすべての Cloud Monitoring 指標を、PromQL と Managed Service for Prometheus を使用してクエリできるようになったことをお知らせします。

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Google Cloud の指標は Grafana 内に表示され、PromQL を使用してクエリできます。

Google は、Managed Service for Prometheus を Cloud Monitoring と同じ全世界規模の時系列データベース上に構築したため、すべての指標が一緒に保存され、一緒にクエリ可能になります。Cloud Monitoring の指標は、Google Cloud のサービスを使用するときに追加費用なしで自動生成されます。デベロッパーにとってなじみのある使いやすいクエリ言語を使用して、すべての指標を一か所で表示できるようになったことで、次のようなことが可能性になります。

PromQL を使用してこれらの指標を公開するということは、Prometheus に精通しているデベロッパーであれば、最初に新しいクエリ言語を学習することなく、すぐにすべての時系列テレメトリ データを使用できることを意味します。業界の採用者の多くは、以前の経験からすでに PromQL に精通していると思われるため、オペレーション チームの新しいメンバーは即戦力として早い段階で活躍できるでしょう。

Managed Service for Prometheus を選択する理由

Managed Service for Prometheus では、すべての指標に PromQL を使用できることに加えて、オープンソースのモニタリングを、Google サービスの規模と信頼性を活かして使用できます。次のようなさらなる利点があります。

ご利用方法

Google Cloud コンソールのインタラクティブ クエリのページ、または Grafana を使用して、PromQL で Cloud Monitoring の指標に対するクエリを実行できます。PromQL を Google Cloud 指標向けに記述する方法については、PromQL への Cloud Monitoring 指標名のマッピングをご覧ください。Cloud Monitoring ですべての指標を読み取るように Grafana のデータソースを構成するには、Managed Service for Prometheus ドキュメントのクエリ ユーザー インターフェースを構成するをご確認ください。

Cloud Monitoring とともに Prometheus データをクエリするには、最初に Prometheus データをシステムに取り込む必要があります。Managed Service for Prometheus の取り込みを構成する手順については、マネージド コレクションを使ってみるを参照してください。


- プロダクト マネージャー Lee Yanco
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