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データ分析

Google が Gartner® の 2024 Magic Quadrant for Analytics and Business Intelligence Platforms でリーダーに選出

2024年7月3日
Kate Wright

Senior Director, Product Management

Peter Bailis

VP, Engineering

※この投稿は米国時間 2024 年 6 月 25 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

このたび Gartner® が、2024 Magic Quadrant™ for Analytics and Business Intelligence Platforms(分析およびビジネス インテリジェンス プラットフォーム部門)のリーダーとして Google を選出しました。これは、アドホック分析、管理された分析、埋め込み分析で革新的なビジネス インテリジェンス サービスを提供するという Google の戦略と、AI を統合してお客様によるデータ活用を促進するというビジョンの結実であると自負しています。

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こちらから、2024 Gartner Magic Quadrant for Analytics and Business Intelligence Platforms の無料レポートをダウンロードできます。

2020 年に Looker Google Cloud スイートの一部となって以来、Google は、セルフサービスが可能な柔軟性と最上級にミッション クリティカルなデータ環境を兼ね備え、あらゆる業界でクラウドの種類を問わず利用できる最高水準の分析およびビジネス インテリジェンス プラットフォームを提供することに注力してきました。

過去 1 年間、AI の分野における Google の劇的なイノベーションにより、ユーザーが自分自信のデータとチャットできる方法に変革がもたらされ、ユーザーがより多彩な方法でデータ ワークフローを拡張したり、簡単にコラボレーションしたりできるようになりました。Google WorkspaceBigQueryVertex AI の緊密な統合により、Google お客様が分析情報を引き出す能力を加速させるという目標を実現しています。

ビジネスを構築するための信頼できるインテリジェント データ

Looker の中核をなす特徴の一つは、データのアクセシビリティを大幅に向上させるセマンティック レイヤです。Looker モデリング言語LookML)は、一貫性を確保しつつデータのビジネス表現を提供するセマンティック データモデルを作成するために Looker で使用されています。これにより、複雑な技術用語がビジネスで使用しやすい言葉に変換されるため、お客様は基礎となるデータの構造やソースに関係なく、使い慣れたコンセプトを使用してデータを扱うことができます。LookerLooker Studio、コネクテッド シートのほか、PowerBI のようなサードパーティ製ツールとの統合も用意されているため、ユーザーはそれぞれのニーズに合った自然なエクスペリエンスで、データを簡単に操作できます。

データを扱う人間の能力は、AI によって大きく変わり、拡張されています。そのなかで、直感的で信頼性の高い会話を促進するデータモデルに基盤モデルをグラウンディングできる、Looker の基礎となるセマンティック レイヤはこれまで以上に重要になっています。さらに、Looker Google ならではの使いやすいダッシュボードを Google の優れた AI と組み合わせることで、意思決定を迅速化し、データドリブンな文化を醸成し、組織が持つデータの真の可能性を引き出すセルフサービスを提供します。

Looker に搭載された Gemini により、ユーザーは次のような新しい方法でデータとチャットできます。

  • 自然言語の会話: ユーザーは、データについて平易な言葉で質問できます。Looker の生成 AI がクエリを解釈し、関連性のある直感的な回答を生成できます。

  • 自動インサイト: Looker に搭載された Gemini がデータのパターン、傾向、異常を自動的に特定し、手動での作業なしにユーザーに貴重な分析情報を提供します。

  • データ ストーリーテリング: ユーザーは、データの調査結果を効果的に伝えるために役立つ説得力のあるストーリーや可視化を自動的に受け取ることができます。

  • コードの生成: Looker Gemini は、カスタム計算やモデル作成のためのコード スニペットを生成でき、ユーザーの時間と労力を節約します。

コンポーザビリティ: カスタマイズされたデータ エクスペリエンスを実現

Looker は、従来の BI ツールの枠を超えたコンポーズ可能なデータ プラットフォームです。ユーザーの増加に応じてスケーリングするカスタム データ アプリケーションを作成できます。お客様は、Looker がもたらす安全なリアルタイム分析基盤や、コンテンツ、ユーザー、データをプログラムで管理するための API の拡張性を活かして、ブランド プロフィールにマッチした分析データ製品を開発し、新しい収益源を創出しています。Looker のコンポーザビリティは、データドリブンなワークフロー、アラート、ポータル、アプリケーションなど、BI の枠を超えたサービスをお客様に提供します。

Looker のコンポーザビリティにはいくつかのメリットがあります。

  • 柔軟性: Looker をホワイトラベル化することで、新しいデータ製品を迅速に市場に投入できます。また、Looker iframe API を活用することで、データ エクスペリエンスを全面的にカスタマイズして構築できます。

  • スケーラビリティ: Looker のモジュール式アーキテクチャは拡張とカスタマイズが容易です。データ量の増加や分析要件の進化に柔軟に対応できます。

  • 再利用性: Looker のセマンティック レイヤでは、異なるデータ エクスペリエンスの間でビジネス ロジックが再利用されるため、開発の時間と労力を削減できます。

  • コラボレーション: Git の統合とバージョン管理は、技術系のユーザーと技術系以外のユーザーのコラボレーションを促進し、データ ソリューションの共同作成を可能にします。

エコシステムとの緊密な統合と成長する市場の勢い

Looker を導入し、AI の新時代を見据えた最先端のビジネス インテリジェンス機能とデータ分析機能を提供している UPSSupermetricsVeoPrimaryBidTrendyol、その他多くのお客様と協力できることを Google は誇りに思っています。

また、カスタマー エクスペリエンスをさらに円滑なものにし、利便性を高めるために、Google エコシステム全体の統合にも継続的に投資を行っています。以下はその一例です。

  • Workspace: 最も効率よく仕事をするためには、最も快適に仕事ができる場所が必要です。Looker のコネクテッド シートでは、Google スプレッドシートから Looker Studio へワンクリックだけで移動できます。Chat Gmail にレポートのスケジュールを設定したり、Looker 内の Gemini でスライド プレゼンテーションを自動生成したりすることもできます。

  • Vertex AI: Looker の拡張機能は Vertex AI と直接統合しており、Looker インスタンス内でのパワフルなカスタム AI ワークフローと高度な分析の実行を支えています。

  • BigQuery: Looker BigQuery の組み合わせは動的なデータ分析にうってつけです。未加工の情報を行動につながるインサイトに変換してビジネスの成長を促進します。

Google Gartner Magic Quadrant for Analytics and Business Intelligence Platforms のリーダーとして選出されたことは、Google の革新的なアプローチ、包括的な機能、お客様の成功に向けた取り組みの証であると考えています。セマンティック レイヤ、生成 AI のサポート、コンポーザビリティを備える Looker は、組織がデータの可能性を最大限に引き出し、企業全体でデータドリブンな意思決定を推進するのに役立ちます。

2024 Gartner Magic Quadrant for Analytics and Business Intelligence Platforms」レポートの全文は、こちらからダウンロードできます。Looker の詳細については、こちらをご覧ください。


GartnerMagic Quadrant for Analytics and Business Intelligence PlatformsKurt Schlegel 他、2024 6 20

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上の図は、リサーチ ドキュメントの一部として Gartner, Inc. より公開されているもので、ドキュメント全体の文脈に即して評価する必要があります。この Gartner のドキュメントをご希望の方は、Google までご請求ください。

ー プロダクト マネジメント担当シニア ディレクター Kate Wright

ー エンジニアリング担当バイス プレジデント Peter Bailis

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