コンピューティング

Google Compute Engine 向けにコスト最適化された新型汎用 VM「E2」

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※この投稿は米国時間 2019 年 12 月 12 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

汎用仮想マシン(VM)はクラウド アプリケーションの主力プロダクトです。本日は、Google Compute Engine 向けの VM である E2 ファミリーについてお知らせします。この VM は動的リソース管理機能を搭載し、信頼性と持続性に優れたパフォーマンス、柔軟な構成、Google の VM で最も低い総所有コストを実現します。  

現在ベータ版である E2 VM は同等の N1 構成に匹敵するパフォーマンスを提供し、次のようなメリットがあります。

  • 低い総所有コスト: N1 と比べて 31% の削減。Google Cloud の VM の中で総所有コストが最も安価です。

  • 一貫したパフォーマンス: 料金を低く抑えたまま、信頼性と持続性に秀でたパフォーマンスを実現します。他のクラウド プロバイダの同等のオプションとは異なり、E2 VM は高い CPU 負荷を維持できます。人手による調整は不要で、料金体系もシンプルです。 

  • 柔軟性: 最大 16 個の vCPU と 128 GB のメモリで E2 インスタンスをカスタマイズできます。同時に、新たに事前定義された 15 個の構成かカスタム マシンタイプを使用することで、必要なリソースのみをプロビジョニングできます。 

E2 VM は Intel や AMD 製の業界標準の x86 チップをベースにしているため、この価格性能を実現するためにコード変更や再コンパイルを行う必要がありません。 

E2 VM はウェブサーバー、ビジネス クリティカルなアプリケーション、中小規模のデータベース、開発環境など、さまざまなワークロードに適しています。N1 で正常に動作するワークロードがあるものの、大きなインスタンス サイズや GPU、ローカル SSD を必要としない場合、E2 に移行することをご検討ください。E2 では、最も要求の厳しいワークロードを除き、N1 よりも大幅に低いコストで同等のパフォーマンスを実現できる見込みです。

動的なリソース管理

E2 VM には Google が自社のレイテンシ クリティカルなサービス向けに開発したリソース バランシング テクノロジーが採用されています。これにより、ハードウェア リソースを有効利用できるめ、コスト削減が可能になりました。お客様には、料金の値下げという形でそのメリットを享受していただけます。さらには、E2 VM のカスタムビルドの CPU スケジューラやパフォーマンスを意識したライブ マイグレーションなどの機能は、リソース共有に付随する問題からワークロードを保護しながらも優れたパフォーマンスを実現します。

動的リソース管理の仕組みについて詳しくは、E2 VM に関する技術ブログをご覧ください。

E2 マシンタイプ

リリース時に、E2 マシンタイプがカスタム VM 構成や事前定義された構成として提供されます。

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また、一般的な f1-micro や g1-small マシンタイプに類似した新しい共有コア インスタンスも導入されます。こうしたインスタンスは、完全な vCPU を必要としないマイクロサービスや開発環境などの小規模なワークロードに最適です。

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E2 VM はオンデマンドかプリエンプティブル VM として起動できます。また、確約利用割引の対象なので、3 年間のご契約で最大 55% の割引を受けられます。E2 VM は Intel Xeon と AMD EPYC プロセッサを搭載しており、それらのプロセッサは可用性の要件に応じて随時切り替えられます。 

提供開始

E2 VM は今週、8 つのリージョン(アイオワ、サウスカロライナ、オレゴン、北バージニア、ベルギー、オランダ、台湾、シンガポール)でリリースされます。リージョンは今後さらに増えます。E2 VM またはその他の GCE VM オプションについて詳しくは、マシンタイプのページ料金のページをご覧ください。


- by June Yang, プロダクト管理担当ディレクター